6月中旬に京都市左京区の吉田神社にアジサイを見に行った後、北西に約10分歩き百萬遍知恩寺(ひゃくまんべんちおんじ)に参拝しました。
百萬遍知恩寺は、浄土宗四ヵ本山の一つに数えられるお寺です。
春に桜を見に訪れていますが、それ以来の参拝になりますね。
梅雨の景色になりつつある境内
百萬遍知恩寺には、京阪電車の出町柳駅から今出川通を東に約10分歩くと到着します。
今出川通に面する総門の前にやって来ました。
空は薄曇りで、梅雨の気配が近づいています。
近畿地方は、6月14日に梅雨入りの発表がありましたが、私が百萬遍知恩寺を訪れたのは、それより前です。
総門をくぐって境内に入ります。
中央には、石畳の参道が北に向かって延びています。
参道の西側の木の根に丸く刈り込まれた小さなサツキがピンク色の花をたくさん咲かせていました。
今年のサツキは、見ごろを過ぎるのが全体的に早かったですが、このサツキはまだ見ごろを保っていましたよ。
サツキの近くの祠の中には、お地蔵さまがいらっしゃいます。
足元にも、たくさんの石仏が並んでいますね。
参道をまっすぐ北に向かうと大きな御影堂(みえいどう)が建っているのでお参りをしましょう。
中に入ることもできますが、今回は外からお参りすることに。
御影堂は、寛文2年(1662年)に建立されましたが、その後、宝暦6年(1756年)に現在の御影堂に改められています。
よく似た名前の東山の知恩院にも御影堂がありますが、それは、百萬遍知恩寺の御影堂の設計図を拡大して建立したものです。
だから、百萬遍知恩寺の御影堂と知恩院の御影堂は、よく似た形をしています。
御影堂の左前では、クチナシが白色の花をたくさん咲かせていました。
御影堂の裏では、アジサイもひっそりと咲いています。
知恩院の境内は、徐々に梅雨らしい景色に変わってきています。
キョウチクトウも赤色の花を咲かせ始めていました。
キョウチクトウは、道路にもよく植えられており、京都だと五条通で見ることができますね。
西門の近くでは、ランタナも咲いていましたよ。
帰りは、西門から外に出ました。
6月の百萬遍知恩寺は、境内にちらほらと参拝者がいました。
広々としたお寺なのですが、秋の古本まつり以外は、混雑することは滅多にありません。
静かにお寺にお参りをしたい方は、ぜひ、百萬遍知恩寺に足を運んでください。
この後は、下鴨神社に参拝します。
なお、百萬遍知恩寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。