3月下旬。
京都市東山区の清水寺を訪れました。
清水寺は、長らく行われていた本堂の工事が終わり、数年ぶりにその姿を見られるようになっています。
でも、今回は、本堂の中には入らず、仁王門周囲の桜の開花状況を確認するだけにしました。
西門下の枝垂れ桜
清水寺の最寄り駅は、京阪電車の清水五条駅です。
駅からは、東に徒歩約20分。
市バスだと「清水道」から東に徒歩約10分です。
清水坂沿いのお店を眺めながら、清水寺に向かって歩きます。
いつもなら大混雑の清水坂ですが、今年の春は新型コロナウイルスの影響のため、旅行者や観光客の姿がとても少なくなっています。
清水寺の仁王門前に到着。
この辺りも人が少ないですね。
清水寺では、すでにソメイヨシノが開花していますが、まだ見ごろには時間がかかりそうです。
でも、仁王門の少し東の西門下の枝垂れ桜は、満開になっていました。
この枝垂れ桜は、京都の街を一望できる場所に植えられているので、青空を背景に写真を撮影できます。
京都タワーも見えましたよ。
枝垂れ桜の前で、記念撮影をする方もいましたが、人が少ないので、ほとんど待ち時間はありません。
仁王門脇の石段を上ります。
石段の途中から祥雲青龍越しに先ほどの枝垂れ桜を眺めます。
まさに見ごろの最盛期なのに人が少ないのが、なんとも、もったいなく感じます。
中興堂前の紅枝垂れ桜
石段を上ると、正面に胎内めぐりで有名な随求堂(ずいぐどう)が建っています。
随求堂も、普段は大混雑なのですが、人がほとんどいません。
その前に植えられている桜は、見ごろを過ぎようとしていました。
桃桜のようにも見えましたが、マメザクラではないかと思われます。
随求堂近くの石段下には、中興堂が建っています。
そして、中興堂の前では、紅枝垂れ桜が見ごろを迎えていました。
青空の下で眺める一重の紅枝垂れ桜は、花の色がより濃く見えます。
紅枝垂れ桜の隣では、1本の桜が満開になっていました。
彼岸桜でしょうか。
紅枝垂れ桜と一緒に見上げる三重塔。
三重塔の朱色も美しいですね。
紅枝垂れ桜は見ごろに入っていますが、まだ満開には少し早い感じでした。
再び仁王門近くに戻ってきました。
そして、東に歩いて池の前にやってきました。
池の周囲にはソメイヨシノが植えられていますが、まだほとんど花が咲いていませんでした。
清水寺の枝垂れ桜は、3月29日までは見ごろを保っていそうです。
紅枝垂れ桜は、見ごろが終わりに近づいてくると色が白くなるので、紅色の姿を見たい方は早めに訪れた方が良いでしょう。
ソメイヨシノは、4月1日頃に見ごろに入って来そうです。
なお、清水寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。