3月上旬。
京都府八幡市の和気神社(わけじんじゃ)に参拝しました。
和気神社には、梅が数本植えられており、毎年2月の終わりから3月上旬にかけて見ごろを迎えます。
今回の参拝は、その梅を見ることが目的ですが、暖冬の今年は、そろそろ終わりが近づいているかもしれません。
和気神社の本殿
和気神社は、京阪電車の橋本駅または樟葉駅から京阪バスに乗車し、「ひかり」で降りてすぐの場所にあります。
橋本駅からだと南に15分ほど歩いて行くこともできます。
ひかりのバス停の近くにコンクリートでできた高い塀があります。
和気神社は、その塀の上に建っています。
石段の前には、「和氣神社」と記されたのぼりが立っていました。
石段を上ると、左手に鳥居があります。
この鳥居をくぐった奥に建物があり、その建物の後ろに本殿が建っています。
本殿の前には、イノシシがいますよ。
ピカピカだったので、いつ置かれたものか確かめると、「平成三十一年卯月」と刻まれていました。
2019年4月に登場したんですね。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
社殿には、和気神社と八幡社が祀られています。
和気神社の祭神は、平安遷都に尽力した和気清麻呂です。
和気清麻呂は、京都市上京区の護王神社にも祀られていますが、八幡市の和気神社は護王神社とゆかりがあるそうです。
和気清麻呂は、道鏡に両足を切られ海に流されましたが、宇佐の浜辺に漂着し、イノシシの背に乗って宇佐宮の神前にいたります。
清麻呂は、涙ながらに神に祈ると足は元どおりに生えて歩けるようになりました。
そのお礼として、八幡市の男山に足立寺(そくりゅうじ)を建立したと伝えられています。
終わりかけの梅
本殿にお参りを済ませた後は、梅を見に行きます。
梅は、来るときに上ってきた石段の近くに植えられています。
どの梅も花数が少なくなっており、見ごろを過ぎていました。
それでも、八重の紅梅は、幹の近くにたくさんの花を咲かせていました。
紅白の花を同時に咲かせる源平咲きの梅も幹の近くだけ花が残っている状態。
白梅も同じく、幹の近くの枝にだけ、びっしりと白色の花が付いていました。
少し離れた所から梅を見ると、多くの花を散らし寂しい状態となっているのがわかります。
今年は、2月下旬に梅を見来た方が良かったですね。
和気神社の近くには、足立寺史跡公園があります。
和気神社に参拝した際は、足立寺史跡公園も散策しておきたいですね。