紅葉し始めた御香宮神社・2019年

11月上旬。

京都市伏見区の御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)に参拝しました。

御香宮神社は、伏見区を代表する古社です。

境内からは御香水と呼ばれる名水が湧き出したことから、その名を清和天皇から賜ったという由緒を持っています。

また、境内には、カエデが植えられているので秋になると紅葉を楽しむこともできます。

本殿に参拝

御香宮神社は、近鉄電車の桃山御陵前駅または京阪電車の伏見桃山駅が最寄り駅です。

どちらの駅からも、東に1分ほど歩けば、道路をまたぐように建つ御香宮神社の朱色の鳥居の前に到着します。

鳥居

鳥居

鳥居には、七五三まいりの案内が掲げられていますね。

11月の神社では、七五三まいりで訪れる家族の姿もよく見かけます。

境内の入り口に建つ表門。

表門

表門

この表門は、徳川頼房が元和8年(1622年)に伏見城の大手門を拝領して御香宮神社に寄進したものです。

白い塀と一緒に表門を見ると、お城のような風格がありますね。

表門をくぐります。

すぐ左には、伏見義民事蹟と祠があります。

そして、その前には、焦げ茶色の大きな狛犬がいます。

狛犬

狛犬

以前は、このような狛犬はなかったのですが、いつから登場したのでしょうか。

顔がやや下を向いているので、参拝者を睨みつけているように見えます。

参道を北に進みます。

そして、数段の石段を上り、割拝殿の前にやって来ました。

割拝殿

割拝殿

割拝殿は、寛永2年(1625年)に徳川頼宣が寄進したものです。

御香宮神社の割拝殿は、彫刻が見事なので、じっくりと見ておきたいですね。

割拝殿をくぐって奥に進むと本殿が建っています。

本殿

本殿

それでは、本殿にお参りをしましょう。

御香宮神社は、子授け安産のご利益を授けてくれますよ。

色付き始めのカエデ

御香宮神社は、本殿の西側、境内の北西にイチョウとカエデが植えられています。

イチョウは、少し黄葉しているようで、葉が黄緑色になっていました。

イチョウ

イチョウ

イチョウの黄葉が見ごろに入るのは11月15日以降でしょう。

境内の西の末社の近くのカエデは、私が御香宮神社を訪れた日、最も紅葉が進んでいました。

末社と紅葉

末社と紅葉

それでも、緑色の葉が目立ち、まだ見ごろは随分先になりそうです。

松尾社の鳥居付近のカエデは、上の方がほんのりと紅葉している程度です。

松尾社の鳥居と紅葉

松尾社の鳥居と紅葉

その他のカエデは、まだほとんど紅葉していませんでした。

逆光気味にカエデを見ると、モミジが透き通った色に見えてきれいです。

鳥居と紅葉

鳥居と紅葉

カエデ以外の木々の葉は、秋の深まりを感じさせる色付き。

秋が深まりつつある境内

秋が深まりつつある境内

太陽の位置が低くなり、建物や木々の影が長くなっています。

まだ正午頃なのに夕方のような風景です。

御香宮神社の紅葉は、11月22日以降に見ごろになりそうです。

御香宮神社は、京都市内の他の紅葉の名所よりも、紅葉するのが遅いので、見ごろに入るにはもうしばらく時間がかかりそうです。

なお、御香宮神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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