7月10日に四条烏丸に祇園祭前祭の鉾建てを見に行った後、東山区の八坂神社に向かいました。
毎年7月10日は、八坂神社で夜から祇園祭の神輿洗式などの行事が催されるので、それら行事を見ることが八坂神社に向かう目的です。
時刻は午後4時を過ぎており、そろそろ八坂神社の西楼門前をお迎提灯が進んでいく頃です。
小町踊りや児武者などの列
八坂神社の最寄り駅は、京阪電車の祇園四条駅です。
駅からは、四条通を東に5分ほど歩けば、八坂神社の西楼門前に到着します。
四条烏丸から四条大橋にやってくると、午前中に行われた神用水清祓式(しんようすいきよはらえしき)で立てられた斎竹(さいたけ)が残っていました。
神用水は、夜に行われる神輿洗式で神輿を清めるのに使われます。
午後4時30分頃に八坂神社の西楼門の近くにやってくると、ちょうどお迎提灯の行列が四条通に入ってくるところでした。
お迎提灯は、神輿洗式の神輿を迎えるために江戸時代中期から始まった行事です。
氏子の祇園萬灯会が主催となり、お先太鼓の音とともに「おむかえ」と書かれた提灯を立てて、市内を巡行します。
お迎提灯の行列には、鉾町からも囃子方が参加します。
今年の囃子方は、北観音山でした。
東大路通を右折して、四条通に続々と行列が入ってきます。
甲冑姿の子供たちは児武者です。
行列の所々で、御神燈を持った列が登場します。
小さな女の子たちを先頭に進むのは小町踊の列です。
小町踊の列が過ぎると鷺踊の列がやって来ました。
先頭を行くのは、しゃぐまの子供たち。
そして、女の子たちの列の登場です。
女の子の列が過ぎた後は、鷺に扮した子供たちの列がやってきました。
鷺踊は、24日の花傘巡行の列にも登場しますよ。
行列の終わりの方を進むのは、馬上稚児です。
馬上稚児は、数騎、お迎提灯に参加していましたよ。
そして、一番最後を進むのは山車(だし)です。
この後、お迎提灯は、四条河原町、京都市役所前、寺町通、御旅所、東大路通、円山公園と進み、八坂神社の西楼門前で神輿洗式の神輿を迎えます。
八坂神社の西楼門前、祇園石段下には、お迎提灯が過ぎた後も、多くの人が残っていましたよ。
お迎提灯の行列は、20分程度で過ぎていきますから、観覧に疲れることはないですね。
それにしても、八坂神社付近は人が多かったです。
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