ゴールデンウィークの南禅寺で見る新緑・2019年

5月上旬に蹴上浄水場のツツジを見た後、近くの南禅寺に参拝しました。

南禅寺は紅葉が美しいお寺なので、初夏はカエデの新緑がきれいです。

紅葉はもの悲しさを感じる美しさですが、新緑は生命力がみなぎっているような美しさがありますね。

特にゴールデンウィークは、新緑を見るのに絶好の時期です。

美しい青葉で埋め尽くされた境内

南禅寺は、地下鉄蹴上駅から北東に7分ほど歩いた辺りに建っています。

参道の両脇には、旅館や料亭が建ち並び、いかにも京都の観光地といった景観です。

それら旅館や料亭を見ながら参道を進み、中門をくぐって境内に入ります。

そして、三門の前にやって来ました。

三門前の新緑

三門前の新緑

参道の両脇のカエデには、びっしりと青葉が付き、初夏らしい姿となっていました。

カエデの青葉の間から見る三門も、初夏の南禅寺ならではの景色です。

新緑越しに見る三門

新緑越しに見る三門

雄大な三門をくぐります。

三門の東側には、法堂(はっとう)へと続く参道があり、その両脇のカエデも新緑が美しかったです。

参道の新緑

参道の新緑

三門と法堂の間の地面には、コケが敷かれていることもあり、上も下も鮮やかな緑色になっています。

コケと新緑

コケと新緑

参道を東に進み、法堂の前にやって来ました。

お参りをするために法堂の入り口に近づくと、中から冷気が漂ってきました。

ゴールデンウィークの京都は、そろそろ暑くなりはじめる頃なので、この冷気がなんとも心地良かったですよ。

それでは、法堂にお参りをしましょう。

法堂と新緑

法堂と新緑

法堂から南に歩きます。

南禅寺境内の南側には、水路閣が建っています。

和と洋の建物が入り混じった境内は、不思議な雰囲気です。

京都は、お寺や神社などの和の建物が多いですが、実は洋風の建物も多く建っています。

南禅寺の境内は、現代の京都の縮図のようであります。

その水路閣近くの新緑は、太陽の光を浴びて、透明感のある黄緑色に輝いていました。

水路閣と新緑

水路閣と新緑

カエデの枝先に付いた青葉は、特に透明感がありますね。

カエデの枝先

カエデの枝先

法堂と水路閣の間にある参道の脇では、シャクナゲが白色の花を咲かせていました。

シャクナゲ

シャクナゲ

シャクナゲは、散っている花弁が多く、そろそろ見ごろを終えようとしていました。

方丈の塀際に植えられている真ん丸のキリシマツツジは、赤色の花をたくさん咲かせ見ごろを保っていましたよ。

キリシマツツジ

キリシマツツジ

境内の北側の参道にやって来ました。

北側の参道

北側の参道

上の写真を見ると、人が全くいないように思えますが、三門や法堂の周囲には多くの旅行者や観光客の方がいました。

さすがにゴールデンウィークなので、南禅寺は、いつもよりも混雑していました。

とは言え、紅葉の時期の参拝者の半分くらいでしたから、歩けないほどの混み具合ではありませんでしたよ。

南禅寺の新緑は、梅雨が終わる頃までは透明感のある緑色を保っていると思います。

梅雨時には、法堂の前で夏椿も咲くので、その頃に南禅寺に参拝するのも良いですね。

なお、南禅寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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