11月末に京都市伏見区の城南宮に紅葉を見に行った後、北東に5分ほど歩き安楽壽院(あんらくじゅいん)に参拝しました。
以前に安楽壽院を訪れた際、境内にカエデが植えられていたことを思いだし、きれいな紅葉を見られるのではないかと思い安楽壽院に参拝することにしました。
あまり知られていない寺院なので、きっと人も少ないはずです。
見ごろ前の紅葉
安楽壽院の最寄り駅は、地下鉄または近鉄電車の竹田駅です。
駅からは、南西に徒歩約5分で安楽壽院に到着します。
西側の入り口にやって来ました。
南北の参道脇では、カエデが深い赤色に色付いていました。
東西の参道のカエデは、上の方はきれいに紅葉していましたが、真ん中より下の方は青葉が目立ちます。
また、日当たりが良くない場所に植えられているカエデも、青葉が多いですね。
それでは、大師堂にお参りをしましょう。
大師堂では、ネコが気持ちよさそうに寝ていましたよ。
賽銭を入れる音にも目を覚まさず、鉦を叩いても全く起きる気配がありません。
なんと無防備な。
安楽壽院で飼っているネコかと思ったのですが、境内でネコに餌を上げるのは禁止と書かれていたので、おそらく野良でしょう。
大師堂の西側に建つ鎮守社の後ろのイチョウがきれいに黄葉していました。
でも、葉が少なくなっており、そろそろ見ごろを終えそうな感じです。
大師堂の東側に建つ薬師堂の前の背の低いカエデは、比較的きれいに紅葉していました。
大師堂の正面のカエデは、色づき始め。
これから赤くなるのか、それとも緑色のまま散ってしまうのか、ちょっとわかりませんね。
安楽壽院の南側には、近衛天皇の御陵があります。
近衛天皇は、平安時代後期の天皇です。
近衛天皇が若くして崩御したことから、崇徳上皇と後白河天皇との間で保元の乱が起こり、やがて武士の世となっていきます。
安楽壽院の山門の前の紅葉も、見ごろ前でした。
11月末の安楽壽院は、予想したとおり、ほとんど人がいませんでした。
これで、もっと紅葉が進んでいれば申し分なかったのですが。
さすがに私の都合に合わせては、紅葉してくれませんね。
なお、安楽壽院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。