廬山寺の新緑・2015年

5月中旬。

京都市上京区の廬山寺(ろざんじ)に参拝してきました。

この時期の廬山寺は、カエデの新緑が美しく、境内は初夏らしい景色となっています。

カエデの青葉が鮮やかな境内

廬山寺は、京都御苑の東に建っています。

最寄駅は、地下鉄今出川駅と京阪出町柳駅です。

どちらからでも、10分ほど歩けば廬山寺に到着します。

廬山寺の入り口にやってきました。

山門

山門

廬山寺は、紫式部が源氏物語を書いた邸宅跡として知られています。

あの日本を代表する長編が、この場所で書かれたのだと想像すると、感慨深いものがあります。

山門をくぐって正面には、元三大師を祀るお堂が建っています。

元三大師堂

元三大師堂

元三大師は、廬山寺を開いたお坊さんです。

元々は、船岡山の南麓にあり、創建された平安神代中期には與願金剛院(よがんこんごういん)と称していましたが、鎌倉時代に出雲路に建てられた廬山寺を統合しました。

現在地に移ってきたのは、天正元年(1573年)です。

それでは、元三大師堂にお参りをしましょう。

勅使門の近くのカエデの木にびっしりと青葉が付いていました。

勅使門付近の新緑

勅使門付近の新緑

鮮やかな黄緑色のカエデの新緑。

カエデのアップ

カエデのアップ

太陽の光が当たると、透き通るように黄緑色に輝くのが、この時期のカエデの葉の美しいところですね。

鐘楼付近に植えられているカエデにも、たくさんの新緑。

鐘楼付近の新緑

鐘楼付近の新緑

まるで鐘楼が新緑に埋もれているかのようです。

新緑に埋もれる鐘楼

新緑に埋もれる鐘楼

廬山寺には源氏庭と呼ばれる庭園があります。

夏にはキキョウが咲いて美しい源氏庭ですが、今回は拝観していません。

その源氏庭の裏側に行ってみました。

源氏庭の塀

源氏庭の塀

塀際にカエデの木が何本も植えられています。

よく見ると、カエデの木が塀の内側に枝を伸ばせるように手入れされています。

だから、源氏庭を鑑賞すると、塀の後ろに植えられているカエデが美しく見えるんですね。

境内の東側に行ってみると、こちらにも塀際にカエデの木が何本か植えられていました。

境内の東側

境内の東側

源氏庭を囲むように植えられたカエデたち。

まだ、秋の紅葉の時期に源氏庭を鑑賞したことがないのですが、秋に廬山寺に訪れるべきですね。

再び鐘楼付近に戻ってきました。

再び鐘楼付近

再び鐘楼付近

やはり、鐘楼付近のカエデの新緑が最も見ごたえがありますね。

元三大師堂の脇にはツツジも植えられていました。

ツツジ

ツツジ

そろそろツツジも終わりですね。

花がほとんど散っていて、カエデと同じく青葉が目立つ状態になっていましたよ。

なお、廬山寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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