京都市上京区で最も有名な観光名所と言ってもいいのが京都御苑。
京都御苑は春は桜、秋は紅葉がきれいです。
他にも、都会の真ん中にあるとは思えないほど、多くの草花を見ることができ、四季折々の風景を楽しむことができます。
でも、やっぱり、春の桜と秋の紅葉が最も美しいですね。
では、桜と紅葉のどちらがおすすめなのでしょうか。
わかりました。私が京都御苑では桜と紅葉のどちらを見るべきか決めさせてもらいます。
京都御苑の桜
京都御苑の桜は、3月中旬から4月の終わりまで、とても長い期間楽しむことができます。
3月中では、御苑内の北側にある近衛邸跡の糸桜が最もきれいですね。
まだソメイヨシノの開花には1週間ほど早い時期に咲くことから、桜を待ちきれない人々が一足早くお花見にやってきます。
他にも早咲きの枝垂れ桜がいたるところに植えられています。
どの枝垂れ桜も樹形が美しいですね。
出水の枝垂れ桜は、海外からの観光客の方にも大変人気があります。
早咲きの枝垂れ桜からソメイヨシノが咲く時期までは、京都御苑に訪れる人が、とても多いのですが、4月中旬になると一気に人が減ります。
でも、その頃から、御苑内の西側では、関山、普賢象(ふげんぞう)、松月などの遅咲きの八重桜が見ごろを迎えます。
出水の小川の辺りは、1年の中で4月中旬が最も華やかですね。
京都御苑の紅葉
次は京都御苑の紅葉です。
紅葉時期は、比較的遅めで12月上旬頃です。
この時期になると、紅葉狩りに京都に訪れる旅行者の数が一気に減るので、人の少ない広大な京都御苑内で、じっくりと紅葉を観賞できます。
京都御苑の紅葉は、真っ赤なモミジばかりでなくオレンジ色のモミジもよく目にします。
中には黄色のモミジもあります。
カエデは、黄色からオレンジ色、赤色へと色づいていきます。
なので、同じときにモミジの色の移り変わる様を見れるのは珍しいですね。
もちろん、他の紅葉の名所でも色づく時期がずれているカエデがあるのですが、京都御苑ほど様々な色のモミジを見れるところは他にないでしょう。
また、九条池では下の写真に写っている黄葉を見ることもできます。
この景色も京都御苑ならではですね。
さて、桜と紅葉のどちらがきれいかを決定します。
春の華やかな京都御苑も良いですし、紅葉の時期の人が少なくなったもの悲しい雰囲気も捨てがたいです。
でも、結論を出さなければなりません。
勝ったのは桜です。
やはり、植えられている桜の数も種類も非常に多く、他では滅多に見れない御所御車返しなどの珍種もあるので、訪れるなら春の京都御苑をおすすめします。
とは言え、京都御苑は無料で誰でも入れるので、近くを通りかかった時に気軽に敷地内に入ってみてください。