車折神社の重陽祭・2010年

毎年9月9日は重陽の節句。

この日は、京都でもいくつかの神社で重陽の節句の神事が行われます。

ということで、私も今年は右京区の車折神社(くるまざきじんじゃ)の重陽祭に参加してきました。

今回の記事では、その模様を紹介したいと思います。

重陽祭で厄除

重陽の節句は、菊の節句とも呼ばれ、車折神社の重陽祭では、不老長寿、除災招福を祈念します。

車折神社の重陽祭は、平成9年(1997年)に130年ぶりに再開されたとか。

開始時刻の午後1時から5分ほど遅れて車折神社に到着。

車折神社

車折神社

本殿では、既にお祈りがささげられていました。

本殿内には、招待者の方が50人ほど座っており、見学者は本殿の外から神事を観ています。

お祈りを20分ほど立ったまま観ていると、さすがに体が疲れ、集中力もとぎれてきて、ついついキョロキョロと周囲を見たりしてしまいます。

これは良くないと思って、再び集中しようと何気なく天井に目をやるとそこには、たくさんの植物の絵が描かれていました。

花の絵が多かったのですが、中にはスイカの絵もありました。

車折神社には、過去にも訪れたことがあったのですが、天井の絵には気付きませんでした。

神事の間は、雅楽が本殿に響きます。

雅な笛の音が何とも心地よいですね。

お祈りと宮司さんのありがたい言葉の後、いよいよ舞楽が始まります。

なお、ここまでの内容については、「あちこち京都」さんの重陽祭(車折神社)の記事で写真が掲載されていますので、ご覧になってください。

見事に息の合った舞楽

舞楽は、1時25分頃に始まりました。

2人の氏子が髪に菊の花をさし、黄緑色の装束で登場。

2人の氏子は、笛の音に合わせて舞います。

2人の動きはぴったりと合っていて、ずれることがありません。

見学者の方達もその舞の見事さに見とれ、多くの方がカメラを取り出して2人の舞を撮影していました。

舞楽は10分ほどで終了。

2人の氏子は、本殿から退場します。

舞楽の後は、招待者の方達が2名1組で、神前にお供えをして、二拝二拍手一拝。

そして、最後に宮司さんが一拝して、神事は終了。

この後、招待者の方は社務所に向かい、見学者には菊酒が振る舞われます。

白い杯に菊の花びらが数枚置かれており、そこへお酒が注がれます。

もちろん、私も菊酒をいただきました。

この菊酒、なかなかきつかったです。普段日本酒を飲むことが少ないので、きつく感じただけでしょうか。

菊の花びらも全て飲みました。

なお、菊酒の写真は、「笑って歩こぉー」さんの重陽の節句 重陽祭・車折神社の記事に掲載されています。

重陽祭に参加し、菊酒をいただいたので、厄除もできたことでしょう。

余談ですが、今回の記事では、重陽祭の写真を1枚も掲載していません。

実は、自宅を出る時にカメラの電源を入れたままにしていたため、車折神社に到着した時には電池が空になっていたのです。

電源を切ったかどうかは、しっかりと確認しないといけませんね。

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