上京区一覧

都を守る4つの大将軍社

平安京は、現在の二条城付近に造営されました。 この地が選ばれたのは、北に山、東に川、西に道、南に湖がある四神相応(しじんそうおう)の地だったからです。 四神とは、四方を守る神のことで、北は玄武、東は青龍、西は白虎、南は朱雀という神がそれぞれの方角の守護神とされています。 これを平安京に当てはめると、北は船岡山、東は鴨川、西は山陰道、南は巨椋池(おぐらいけ)となります。 このように平安京は、四神に守られた縁起の良い場所だったのです。 さらに桓武天皇は、平安遷都の際、奈良春日大社から方位を司る大将軍という神を勧請(かんじょう)し、都を守る方除の神として四方に祀りました...

幕末維新に2度命を助かった西園寺公望

近代の政治家の中には、幕末維新の動乱をくぐりぬけてきた人物がたくさんいます。 西郷隆盛や大久保利通など、明治時代前期の政治家が、その典型ですね。 明治維新から約70年経った昭和15年(1940年)。 すでに幕末は、歴史の世界となりつつあった時代に西園寺公望(さいおんじきんもち)が亡くなりました。 西園寺公望は、明治時代後期の総理大臣で、最後の元老となった比較的現代に近い近代の政治家といったイメージがあります。 ところが、意外に思えるかもしれませんが、彼も幕末維新の動乱をくぐりぬけてきた政治家の一人だったのです。

今熊野観音寺と千本釈迦堂でぼけ封じ祈願

最近、物覚えが悪いと感じたりすることはないでしょうか。 昨日の晩御飯が思い出せないという方も多いことでしょう。 人は誰でも、年齢を重ねることで記憶力が衰えてくるものですが、そうは言っても、いつまでも物覚えが良くあってほしいと思いますよね。 そこで今回は、いつまでも記憶力が衰えないようにぼけ封じのご利益を授けてくれる今熊野観音寺と千本釈迦堂の観音様を紹介します。

応仁の乱を今に伝える百々橋の礎石

京都の街を歩いていると、思いがけないところに史跡があったりします。 ある日、京都市上京区の本法寺に参拝し、次に妙顕寺を訪れようと小川通を南に歩いていると、東西を通る寺之内通に突き当たる辺りで、百々橋(どどばし)の礎石を発見しました。 説明書を読んでみると、どうやら応仁の乱の史跡のようです。

西陣の桜2011年3月28日の状況

京都は、3月28日に桜の開花が発表されました。 とは言え、見頃になるのは、まだ先のようです。 今回の記事では、3月28日の西陣の桜の名所の状況をお伝えします。 結論から先に述べると、全体的につぼみだけといった感じです。

梅・桃・桜の競演・京都御苑

2011年の京都は、冬が寒かったせいか、早咲きの桜の開花時期が例年よりも遅くなっています。 しかし、その寒さのおかげで、京都御苑では、梅の花が長い期間咲いています。 そのため、3月下旬に梅、桃、桜を同時に楽しむことができました。

北野天満宮の七不思議はぴったり7つ

京都には様々な七不思議が存在します。 京都に訪れた時に七不思議を探してみるのもオリエンテーリングのような感覚で楽しいものです。 京都市上京区の北野天満宮にも七不思議があります。 今回の記事では、北野天満宮の七不思議を紹介します。