上京区一覧

京都の三門いろいろ

京都には、三門と呼ばれる門が建っているお寺がいくつかあります。 三門とは、空、無相、無作の三境地を経て仏国土に至る門という意味で、三解脱門(さんげだつもん)とも呼ばれています。 主に禅宗のお寺に建っていることが多いのですが、それ以外の宗派のお寺でも見かけることがありますね。 今回の記事では、京都のお寺にある三門を紹介したいと思います。

応仁の乱の西軍の本陣が置かれた山名宗全邸宅跡

京都は、長い歴史の中で何度も戦乱によって焼失しています。 中でも室町時代に起こった応仁の乱(1467年)は、11年に渡って東軍と西軍が戦い、京都の町は壊滅的な状態となりました。 被災地域は、京都の3分の1にも及んだと伝えられています。 現在の京都市上京区の堀川上立売(ほりかわかみだちうり)の辺りには、山名町という地名が残っています。 この山名町には、西軍を率いた山名宗全の邸宅があったことで知られています。

紫式部・小野篁の墓と赤穂義士四十六士遺髪塔跡

京都市北区の堀川通と北大路通が交差する堀川北大路とそこから300メートルほど南にある堀川紫明付近の間には、平安時代に活躍した2人の人物のお墓と江戸時代の義士の遺髪塔跡があります。 平安時代に活躍した人物のお墓は、紫式部と小野篁(おののたかむら)のものです。 そして、江戸時代の義士の遺髪塔跡は、赤穂浪士のものです。 どちらも大きな企業の敷地近くに存在しています。

10月から咲き始める御会式桜・妙蓮寺

京都市上京区の市バス亭堀川寺之内から北に少し歩くと妙蓮寺という法華寺のお寺が建っています。 創建されたのは鎌倉時代で、その後、何度か移転した後、現在地に定まりました。 妙蓮寺は、広い境内を持つお寺なのですが、意外と知られていません。 なので、妙蓮寺の不思議な桜についても、ご存じない方が多いことでしょう。

京都御苑内の幕末の史跡

京都市上京区にある京都御苑は、幕末の史跡が多いことで知られています。 京都御苑だけでなく、京都市内には、たくさんの幕末の史跡が存在しているのですが、時代を動かした大きな事件が起こったところと言えば、京都御苑が一番ではないでしょうか。 猿ヶ辻の変、八月十八日の政変、蛤御門の変、小御所会議。 これらは、全て京都御苑で起こった幕末の重大事件でした。

秋の京都御所一般公開2010年

毎年秋になると京都御所の一般公開が行われます。 2010年は、11月17日から21日まで一般公開が行われるということなので、18日に拝観してきました。 という訳で、今回は京都御所の秋の一般公開の模様を紹介します。

織田信長も築城した二条城

京都に建つお城と聞いてすぐに思いつくのは、中京区の二条城ではないでしょうか。 この二条城は、慶長8年(1603年)に徳川家康によって京都御所の守護と将軍上洛時の宿泊所として造営されたものです。 二条城と言えば、通常、徳川家康の二条城を指しますが、実は家康が二条城を造営する以前にも二条城が存在していたことをご存知でしょうか。

出町柳駅近くの3つのお寺

京阪電車の京都の終着駅の出町柳駅は、叡山電車の始発駅でもあります。 鞍馬、貴船、大原といった観光地に訪れる時によく利用する駅ですね。 上記の観光地に訪れることを目的として叡山電車を利用する場合、出町柳駅は単なる乗り換え駅としてしか意識したことがないという方も多いことでしょう。 また、叡山電車の本数は意外と多く、それほど待たずに乗車することができるので、待ち時間に駅周辺を散策して時間をつぶすということもあまりしないと思います。 なので、出町柳駅にはよく行くけど、周辺に何があるか知らないという方も多いのではないでしょうか。 そこで、今回の記事では、出町柳駅近くに建つ3...

京都市上京区の赤門がある2つのお寺

お寺の門を想像する時、どのような門を思い浮かべますか? 小さなお寺を想像した場合、瓦屋根の付いた住宅のような門を思い浮かべるのではないでしょうか。 逆に大きなお寺を想像した場合、知恩院にある三門のような大きな門を思い浮かべるかもしれませんね。 ところで、その思い浮かべた門の色は何色でしょうか。 おそらく、多くの方が黒っぽい色を想像したと思います。 大体、どのお寺の門も黒色が通常なのですが、京都市上京区にある竹林寺と浄福寺の門の色はちょっと変わっていて、赤色をしています。