神應寺の新緑と群生するシャガ・2025年

4月下旬に京都府八幡市の石清水八幡宮に参拝した後、神應寺(じんのうじ)にも参拝しました。

神應寺は、男山の中腹に境内を持つ曹洞宗のお寺です。

この時期の神應寺は、新緑が美しく、シャガなどの花も見られ、植物の息吹を感じることができます。

新緑と青空が美しい境内

神應寺には、京阪電車の石清水八幡宮駅から南に約5分歩くと到着します。

建物の間を抜けていくのが近道ですが、まず石清水八幡宮の一の鳥居に行き、そこから南東に歩く方がわかりやすいです。

神應寺の山門の前にやって来ました。

山門

山門

山門をくぐると、急な石段が現れます。

この石段を上るのが大変です。

石段と新緑

石段と新緑

石段脇のカエデの新緑がきれいですね。

足元では、シャガもたくさん咲いていました。

石段を上り切ると左手に鐘楼が建っています。

鐘楼付近には、シャクナゲのピンク色の花。

シャクナゲと鐘楼

シャクナゲと鐘楼

境内も、新緑がきれいになっていました。

本堂と新緑

本堂と新緑

青空の下の本堂と木々の緑が気分を爽快にしてくれます。

ピンク色のハナミズキも咲いています。

ハナミズキ

ハナミズキ

青空や木々の葉を背景に見るハナミズキは、より美しく感じられます。

足元では、芝桜も赤紫色の小さな花を無数に咲かせていましたよ。

芝桜

芝桜

本堂の前では、ツツジも咲き始めています。

ツツジ

ツツジ

それでは、本堂にお参りをしましょう。

神應寺の創建は、貞観2年(860年)と伝えられていますから、1200年近い歴史を持っています。

そんな昔から、男山にお堂が建っていたんですね。

シャガの道を歩く

本堂にお参りを済ませた後は、奥の院の杉山谷不動堂に向かいます。

透き通るような新緑を見ながら山の中に入って行くと、ケーブルカーが山頂から降りてくるのが見えました。

新緑とケーブルカー

新緑とケーブルカー

ケーブルカーの中から眺める男山の新緑は格別でしょうね。

しばらく歩いていくと、シャガがたくさん咲くシャガの道に入ります。

シャガの道

シャガの道

山肌をシャガの薄い水色の花が覆っていますね。

こんなにたくさんのシャガが咲いている場所は珍しいです。

杉山谷不動堂にもお参りをし、山道を下りることに。

群生するシャガが見事であります。

群生するシャガ

群生するシャガ

鳥居の近くにも、シャガがいっぱい咲いています。

鳥居とシャガ

鳥居とシャガ

神應寺は訪れる人が少なく、心静かにシャガと新緑を眺めながら歩けるのが良いですね。

山道はしんどいですが。

男山のふもとまで降りてくると、小川の近くでイチハツが咲いていました。

イチハツ

イチハツ

イチハツは、アヤメ科の植物の中で一番早く咲くことから、そのように呼ばれています。

イチハツは陸生ですが、水生のカキツバタやハナショウブも5月から6月にかけて順に咲いてきますね。

神應寺の杉山谷不動堂では、4月27日と28日にたけのこ祭が催されます。

300円の食券を購入すれば、新鮮なタケノコを焼いて、いろんな味噌につけて食べられるそうです。

男山は竹も有名で、エジソンが白熱電球のフィラメントに男山の竹を使ったとされています。

たけのこ祭の期間は、不動堂の中に入ってお参りすることもできますよ。

この後は、善法律寺に新緑を見に行きます。

なお、神應寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。