4月下旬に京都府八幡市の神應寺にシャガを見に行った後、南に約15分歩き、善法律寺(ぜんぽうりつじ)に参拝しました。
当寺は、八幡市の紅葉寺として名高いことから、今の時期はカエデの新緑が境内をウグイス色に包みます。
門前で咲くツツジ
善法律寺には、京阪電車の石清水八幡宮駅から南に約15分歩くと到着します。
入り口では、ツツジが赤色の花を咲かせてお出迎え。

入り口のツツジ
山門付近でも、白色のツツジが光を反射するように咲く。

ツツジと新緑
門前のカエデは、どれも、若葉をびっしり付けており、見上げると赤いプロペラも出始めていました。

カエデの若葉とプロペラ
このプロペラ、形状から花と思われがち。
でも、これはカエデの実です。
プロペラ型をしているのは、滞空時間を長くして、より遠くに飛ばすため。
プロペラ付きのカエデは4月に見られ、5月以降は手のひらのような葉だけとなります。
新緑とツツジが作り出す初夏の景色
山門をくぐります。
参道の頭上は、新緑に覆われ、緑色の屋根ができあがっていました。
赤色のノムラモミジもあり、まるでサワガニの大群が浮かんでいるよう。

参道の新緑
参道を左に曲がって少し進むと、左手に池が現れます。

池とツツジ
そのほとりでは、赤色と白色のツツジが咲き、黄緑色の境内にちょっとした変化を付ける。
門前より咲き具合が良く、球体に刈り込まれた木の半分くらいに花が付いていました。
キリシマツツジのように全身が花で覆われていないものの、これくらい咲いていれば、境内が1トーン明るく感じられます。
池の中央にある祠には、弁財天が祀られていますよ。
池から振り返ると、3メートルほどの高さのところで、鞠のように密集した桃色のシャクナゲがこちらを見下ろす。

シャクナゲ
背後で視線を感じるなと思ったら、その犯人がこの4つのシャクナゲの花とは。
今がきれいな時期だから見ていってよと訴えかけるような並び方。
シャクナゲの後ろには、若葉とコケに黄緑色に照らされた本堂が建っているのでお参り。

本堂
祀られているのは、八幡大菩薩。
かつて石清水八幡宮に祀られていた僧形八幡坐像とされ、明治維新の神仏分離により当寺に移されたという。
善法律寺は足利家とゆかりのあるお寺なので、武家の信仰が厚い八幡大菩薩をここに祀ったのかと一人合点。
お相撲さんのような姿の五輪塔の後ろでもツツジが咲き、まるで後光が射しているような景観。

五輪塔とツツジ
駐車場から眺める男山も新緑に覆われ初夏の装いに。

新緑の男山
後ろには民家が建ち並んでいるのですが、こうやって男山を見上げていると、自然の中に置いてけぼりにされたような感覚に襲われます。
帰りは駐車場の入り口から出ることに。
道路との境目では、真っ白な花に混ざって1輪だけ赤い花が咲いていました。

白い花に混ざって咲く赤い花
白色と赤色のツツジを混ぜて植えたのではなそう。
1本の木から2色の花が咲くツツジもあるんですね。
4月下旬の善法律寺は、新緑が見ごろを迎え、境内全体が黄緑色でした。
ツツジも良い具合に咲き、初夏の清々しい景色を楽しめましたよ。
ツツジはゴールデンウィーク中に終わりを迎えそうですが、透き通るような新緑は5月いっぱいは見られると思います。
人は全くいないので、心静かに参拝できますよ。
なお、善法律寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。