早春に廬山寺に参拝した・2026年

3月中旬に京都市上京区の清浄華院に蜂須賀桜を見に行った後、寺町通を南に1分歩き、廬山寺(ろざんじ)に参拝しました。

2月の節分会が有名な当寺は、普段は人が少なく静か。

桜が咲き始めると京都は人が多くなりますが、それでも、廬山寺が大混雑することはありません。

十月桜がちらほらと

廬山寺には、地下鉄の今出川駅から南東に約8分歩くと到着します。

京阪電車の出町柳駅からだと南西に徒歩約11分です。

山門の前に立ち、それを覗くように境内の様子を窺うも人の気配はなし。

境内は、いつものように落ち着いているよう。

山門

山門

山門をくぐったすぐの場所に植わる椿は、花を一つだけ咲かしていました。

椿

椿

そろそろ終わりが近いのかと思いましたが、枝をよく見ると、固いつぼみがいくつもあり、これから花をたくさん咲かせる準備中。

山門の正面に元三大師堂が建っているのでお参りをしましょう。

元三大師堂

元三大師堂

鳴らす鉦はやや甲高いカーンの音。

強くは叩いていないのですが、意外と境内に響きます。

元三大師こと慈恵大師良源が、天慶年間(938-947年)に北山に創建した与願金剛院が廬山寺の発祥。

寛元3年(1245年)に船岡山に移転した際、中国の廬山にちなみ、現在の寺名になっています。

ちなみに廬山寺の正式名は、日本廬山天台講寺です。

元三大師堂から南に歩き鐘楼付近へ。

鐘楼

鐘楼

空気はまだ冷たいものの、松の葉とコケが明るい緑色になっており、春がゆっくりと近づいているのを感じます。

秋から咲く十月桜は、花数が少なくなり、このまま終わってしまいそうに見えますが、春に再び多くの花を咲かせますよ。

十月桜

十月桜

ソメイヨシノは枝だけ

南側の細い石畳の参道を東に歩きます。

南側の参道

南側の参道

カエデには、まだ葉がついておらず、参道が明るい。

境内の東側には、多くのソメイヨシノが植わっていますが、さすがにまだ開花する気配はなし。

境内の東側

境内の東側

ここも、これから木々に葉がつき出すと日陰になりますが、今は土がたっぷりと太陽光を浴びています。

きっと、土中でも小さな生き物たちが春の訪れを待っているはず。

境内の北東角には、慶光天皇廬山寺陵(きょうこうてんのうろさんじのみささぎ)

慶光天皇廬山寺陵

慶光天皇廬山寺陵

昨年秋まで工事が行われていました。

石塔がたくさんあり、どれが慶光天皇のものなのか一目ではわかりませんが、おそらく中央にあるのがそれでしょう。

周囲の石塔は、東山天皇、光格天皇、仁孝天皇の皇子や皇女などのもの。

中に入って1基ずつ確認すれば、誰のものかわかりますが、これ以上向こうに行けなくなっているので、ただ眺めるだけ。

再び境内の西側に戻ってきました。

玄関

玄関

玄関は、源氏庭の拝観受付となっていますが、この時期に庭園を鑑賞する人は少ないよう。

源氏庭は、夏のキキョウ秋の紅葉の時期が人気。

境内の一角にひっそりと置かれた筆塚。

筆塚

筆塚

日本画家の池田遥邨(いけだようそん)のものという以外は何も知りません。

筆塚は、これから木々が葉をつけ始めると緑の中に埋もれてしまいます。

その全身を拝みやすいのは、冬から3月の間だけですね。

そろそろ廬山寺から出ましょう。

静寂の境内にいたためか、頭がすっきりした気分になりましたよ。

この後は、下御霊神社に紅梅を見に行きます。

なお、廬山寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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