2月上旬に京都市東山区の新日吉神宮に参拝した後、北西に約10分歩き、大谷本廟を訪れました。
大谷本廟は、西本願寺の親鸞聖人の廟所で、五条通と東大路通が交差する東山五条にあります。
近くの信号は、いつも清水寺に向かう人や清水寺から戻ってきた人が多いですね。
そして、その中には、大谷本廟に立ち寄る人の姿も見られます。
二天門の持国天と広目天
大谷本廟には、京阪電車の清水五条駅から五条通を東に約7分歩くと到着します。
この日も、普段と変わらず、東山五条の交差点は旅行者や観光客の方で混雑していました。
でも、大谷本廟の入り口に架かる円通橋は人がまばら。

円通橋
清水寺に向かうには、大谷本廟の墓地を抜けていくのが近道ですが、まだその情報は海外からお越しの方には知られていないようです。
参道を東に歩き、総門の前にやって来ました。

総門
ソテツは養生中です。
冬になると、養生中のソテツをちらほらと見かけますね。
総門付近では、サザンカが赤色の花を咲かせていました。

サザンカ
花は少し汚れてきていましたが、つぼみがたくさん残っており、まだまだ多くの花を咲かせそうです。
総門をくぐると緩やかな上り坂の先に仏殿が建っています。

仏殿
仏殿の前の花噴水は、冬でも赤色、黄色、紫色など、様々な花が供えられています。

花噴水と仏殿
それでは、仏殿にお参りをしましょう。
仏殿の北東角には、個性的な形をした二天門が建っています。

二天門
二天門の右側には持国天が祀られていますよ。

持国天
そして左側には広目天。

広目天
持国天と広目天が祀られているから二天門というんですね。
これまで、何度も大谷本廟に参拝していますが、持国天と広目天には全然気づきませんでした。
持国天も広目天も、年季が入っているようですが、江戸時代に造られたものでしょうか。
ちなみに大谷本廟の前身は、かつては知恩院の近くにあり、慶長8年(1603年)に徳川幕府の命により現在地に移転しています。
二天門をくぐった先は、広々としており、奥に明著堂が建っています。

明著堂
明著堂の奥には祖壇と呼ばれる親鸞聖人のお墓があり、参拝者は明著堂の前からお参りをします。
仏殿の裏側にも、多くのサザンカが植えられていますよ。

仏殿裏のサザンカ
赤色の花がたくさん咲いていましたが、しおれてきている花が目立ちますね。
それでも、3月上旬までは花が咲いていそうですよ。
そろそろ大谷本廟から出ましょう。
清水寺へと続く五条坂の歩道は、速く歩けないほど多くの観光客の方で賑わっていました。
この後は、夢見坂からねねの道を歩きます。
なお、大谷本廟の詳細については以下のページを参考にしてみてください。