4月初旬に京都府乙訓郡大山崎町の大念寺に参拝した後、北に約5分歩き、宝積寺(ほうしゃくじ)にも参拝しました。
宝積寺は、宝寺とも呼ばれている天王山の中腹に建つお寺です。
天王山の山頂を目指す際、宝積寺の境内を通るので、登山者には馴染みのあるお寺ですね。
さて、その宝積寺の境内には比較的多くの桜が植えられおり、お花見にも訪れたいお寺であります。
一夜之塔と桜
宝積寺には、JR山崎駅から北に約15分歩くと到着します。
阪急電車の大山崎駅からだと北に徒歩約20分です。
山道を登って行かなければならないので、ゆっくり歩くと、もっと時間がかかります。
宝積寺の仁王門の前にやって来ました。
その名のとおり、門の左右には怖い顔をした仁王さまがいらしゃいますよ。
仁王さまに睨まれながら門をくぐります。
やや霞んでいたものの、晴れた空から太陽の光が参道を照らしていました。
参道を少し歩いた左手には不動堂が建っています。
不動堂の後ろの桜は満開。
彼岸桜でしょうか。
不動堂の前にある待宵の鐘の近くのソメイヨシノは、良い具合に咲き進み、5分咲き程度になっていました。
これくらい咲いていれば華やかに感じられますね。
豊臣秀吉が山崎の戦いの後、一夜にして建てたと伝わる三重塔は、一夜之塔と呼ばれています。
桜越しに見る一夜之塔も風情がありますね。
本堂付近のソメイヨシノ
参道をまっすぐ進んでいくと石段があります。
石段脇の桜はちらほら咲き。
石段を上った先には本堂が建っています。
この日は、本堂とその周辺の掃除が行われていました。
定期的に掃除をしているんでしょうね。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
本堂の前に植えられているソメイヨシノも5分咲きくらいまで咲き進み、見ごろ間近でした。
奥に見える建物は、大黒天を祀るお堂です。
宝積寺は、神亀年間(724-729年)に聖武天皇が行基に命じて創建したお寺で、宝が寺名に入っているのは、天皇が龍神から授かった打出の小槌を当寺に納めたことに由来すると伝えられています。
打出の小槌を持った大国さまにお参りをしておけば、金運が上がりそうですね。
しっかりとお参りをしておきましょう。
お堂の屋根と一緒に見る桜。
この角度からだと満開に見えますね。
鎮守社が建つ池のほとりでは、陽光桜も咲いていました。
陽光桜はまだ背が低いので、花数は少なかったですが、ピンク色の花が際立っていましたよ。
宝積寺の桜は、4月初旬に見ごろ前でした。
桜が見ごろを迎えるのは、4月4日頃ではないでしょうか。
この後は、大山崎山荘美術館に桜を見に行きます。
なお、宝積寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。