2024年は辰年。
初詣に行くなら、やっぱり、龍と関係がある神社に行きたいですよね。
京都には、龍と関係する神社がいくつかあります。
今回は、辰年の初詣に訪れたい龍と関係がある神社を紹介します。
白峯神宮の潜龍社
京都御苑の北西、地下鉄の今出川駅から西に5分ほど歩いた辺りに建つ白峯神宮の境内には、潜龍社(せんりゅうしゃ)という社があります。
その名のとおり、潜龍井に鎮まる潜龍大神を祀っています。
白峯神宮の説明書によると、家系にまつわる諸々の悪縁を水に流し「良縁」と成し、病気平癒、事業隆昌など寿福長命に霊験あらたかな神さまとして篤く崇敬されているとのこと。
また、社殿の前には、笑顔がすてきな笑い龍もいます。
「笑いは心の常備薬」を表現した笑い龍は、水をかけず、なでて祈願すると潜龍大神のご利益である笑いをいただけるそうですよ。
辰年の始まりになでておけば、一年中、笑いが絶えない年になりそうですね。
神泉苑の善女龍王社
二条城の南、地下鉄の二条城前駅から西に5分ほど歩いた辺りにある神泉苑も辰年に訪れたいですね。
神泉苑は、東寺に属するお寺で、境内は、法成就池(ほうじょうじゅいけ)が大部分を占めています。
その法成就池のほとりに善女龍王社(ぜんにょりゅうおうしゃ)という社が建っています。
平安時代の天長元年(824年)。
日本中が日照りで苦しんでいた時、弘法大師空海が、祈雨の際、天竺から善女龍王を呼び寄せ雨を降らせたと伝えられています。
今でも、法成就池には、善女龍王が棲むといわれていますよ。
善女龍王社の近くには、歳徳神(としとくしん)を祀る恵方社も建っています。
社殿の向きは、その年の恵方を拝める方角に動かされ、お参りすると幸福を授かれると信仰されています。
善女龍王社とともに恵方社にもお参りしておきたいですね。
八坂神社
京都市東山区の祇園に建つ八坂神社も、辰年にお参りをしておきたい神社です。
八坂神社は、龍と関係がなさそうに思えますが、その本殿の地下には、龍穴(りゅうけつ)と呼ばれる井戸があり、龍が住んでいると伝えられています。
龍穴は、先ほど紹介した神泉苑や東寺まで地下でつながっているといわれています。
また、本殿の東の柱の上には、龍吠(りゅうぼえ)という龍の頭もあります。
龍吠に向かって柏手を打つと、その音が大きく響き渡りますよ。
龍穴も、龍吠も、どちらも八坂神社の七不思議の一つですね。
辰年に八坂神社の本殿にお参りをし、龍吠に向かって柏手を打つと、良い年になりそうです。
伏見神宝神社
京都市伏見区の伏見神宝神社(ふしみかんだからじんじゃ)も辰年の初詣に訪れたい神社です。
天照大御神を祀る当社の創建は平安時代とされますが、現在の社殿は昭和に再建されたものです。
神寶宮の前には、地龍、天龍の狛龍がおり、風水の循環を見立てているとのこと。
他に龍頭大神を祀る龍頭社や丸い形をした龍、上を向いた龍頭など、境内の様々な場所に龍がいます。
たくさん龍がいるので、辰年にお参りしておきたいですね。
伏見稲荷大社の本殿からだと歩いて約15分です。
正月三箇日は、伏見稲荷大社が大変混雑するので、伏見神宝神社まで行くのにどれくらいの時間がかかるかわかりません。
なので、伏見神宝神社へのお参りは、正月三箇日を避けた方が良いでしょう。
辰年の初詣に京都に行こうと思っているけど、どこに行けば良いかわからないという方は、この記事で紹介した神社に参拝してはいかがでしょうか。