6月下旬に京都市上京区の京都御苑を散策した後、今出川通を挟んで北側に建つ相国寺に参拝しました。
相国寺には、境内の南側にある池で、毎年夏になるとハスの花を見ることができます。
ハスの見ごろ時期は、例年7月に入ってからですが、6月の終わりころから咲き始めるので、早いものだと良い具合に咲いているだろうと思い、相国寺を訪れた次第です。
ハスが咲き始めた池
相国寺には、地下鉄の今出川駅から東に5分ほど歩くと到着します。
南側にある総門付近は、何やら工事をしていました。
それでも、境内に入るのは問題ないようだったので、総門をくぐります。
総門をくぐって、すぐの場所に池があります。
思ったとおり、一部のハスはきれいに花を咲かせていました。
全体的に白色の花ばかりが咲いているようですね。
こちらは、舞妃蓮(まいひれん)という品種です。
花びらが真っ白であります。
金輪蓮(きんりんれん)も白色がきれいですね。
黄玉(こうぎょく)は、花びらがやや黄色く見えるでしょうか。
碧翠蓮(へきすいれん)も白色ですが、花びらの先の方だけピンク色をしています。
相国寺のハスは、まだまだこれからといった感じではありましたが、一部できれいに咲いているハスを見ることができました。
7月10日ころから、本格的な見ごろに入ってきそうですね。
タチアオイは見ごろ
池から北に歩き、法堂(はっとう)に向かいます。
そして、お参り。
相国寺は、正式には、相国承天禅寺(しょうこくじょうてんぜんじ)といい、永徳2年(1382年)に室町幕府3代将軍の足利義満が発願し、春屋妙葩(しゅんおくみょうは)と義堂周信(ぎどうしゅうしん)を招いて創建されました。
寺名は、中国の大相国寺にならったものです。
法堂の裏に来ると、頭上に爽やかな青空が広がっていました。
人が少なく静かです。
禅寺の境内は、静寂がよく似合います。
法堂の南東に鐘楼が建っており、その近くではタチアオイが見ごろを迎えていました。
相国寺のタチアオイは、赤色、ピンク色、白色と3種類の色の花を咲かせています。
この時期に相国寺に参拝した時は、ハスだけでなくタチアオイも見ておきたいですね。
タチアオイの近くでは、ガクアジサイも咲いていました。
この辺りは、松の木が陰を作っているので、6月も終わりに近づいていたものの、アジサイがみずみずしさを保っていましたよ。
梅雨から夏にかけては、ハスやタチアオイがきれいに咲いているのですが、相国寺を訪れる人が少なめです。
京都の夏は暑く、全体的に観光客が減りますから、相国寺に足を運ぶ人も少ないんでしょうね。
この後は、梨木神社に参拝します。
なお、相国寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。