11月26日に京都市上京区の菅原院天満宮神社に紅葉を見に行った後、北に約3分歩き、護王神社に参拝しました。
京都市内には、イチョウの名所がいくつかあり、護王神社もその一つ。
背の高いイチョウが数本植わっており、毎年この時期になると、黄葉した姿を見せてくれます。
午年の大絵馬が登場
護王神社には、地下鉄の丸太町駅から北に約6分歩くと到着します。
烏丸通に面する鳥居をくぐると、どことなく気品を感じる表門が参拝者をお出迎え。

表門
この表門は、大正天皇の即位大礼に使われた大嘗宮春興殿の正門を賜ったものです。
神社の入り口には、大きな楼門が建っていたり、鳥居以外に何もないところが多く、護王神社のように京都御所の建物が使われているところは珍しいですね。
表門をくぐった正面に建つ拝殿には、早いもので、来年の干支の大絵馬が掲げられていました。
2026年は午年。
絵馬の中央に右から左に駆ける馬が描かれ、その表情は笑顔に見えます。

午年の絵馬
右上には朱色で書かれた「開運」の二字。
来年は、馬が運を引っ張って来てくれることでしょう。
それでは、拝殿の後ろに建つ本殿にお参り。

本殿
足腰の守護神と崇められているので、これからも、元気に京都を散策できるよう祈願しておきます。
見ごろを保つイチョウの黄葉
本殿にお参りを済ませて振り返ると、社務所の屋根越しにイチョウが見えました。

社務所とイチョウ
11月も終わりが近づくと、イチョウには緑色の葉が全く残っておらず全身が黄色。
拝殿の北側に植わっているイチョウも、黄葉が見ごろを保っていましたが、散り始めているようで、葉の隙間から枝が透けて見えるようになっていました。

拝殿とイチョウ
表門近くにある霊猪手水舎は、数年前から猪手水となり、手水鉢にミニイノシシが整然と並んでいます。

猪手水
ミニイノシシの色は、茶、白、桃、青、黄とあり、全体的に桃色が優勢。
このミニイノシシは、おみくじの抜け殻で、授与所で授かることができますよ。
手水鉢のわきに設置された大きなイノシシの口からは、人が近づくと自動で水が流れるようになっており、竹筒を伝って来た水で手を清めるようになっています。
手水舎の北側にある大きな石碑は、祇園をこよなく愛した吉井勇の歌碑。

紅葉と吉井勇歌碑
その近くに植わったカエデは、赤色の葉と緑色の葉が混ざり合っている状態で、紅葉が見ごろに入ってきたところですね。
一方で、境内の北側のカエデは真っ赤になり紅葉が見ごろ。

見ごろの紅葉
まだ背が低く、そして、境内の角にひっそりと植わっているため、きれいに紅葉していても気づく人があまりいません。
この日は、比較的多くの参拝者がいたんですけどね。
先ほど見た拝殿近くのイチョウの足元にやってくると、下の方は多くの葉を散らしていました。

見上げるイチョウ
黄色い葉がうろこのように枝に貼りついているような感じで、ボリュームがなくなってきています。
古神札納所の屋根には、イチョウの葉がたくさん降り積もり、秋の終わりが近いことを知らせていましたよ。

散ったイチョウ
護王神社のイチョウの黄葉は、11月26日に見ごろを保っていました。
でも、散り始めていたので、12月初旬に見ごろを終えたのではないでしょうか。
この後は、相国寺に紅葉を見に行きます。
なお、護王神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。