辰年の新春に龍の彫刻を見に参拝した瀧尾神社・2024年

1月上旬に京都市東山区の東福寺に参拝した後、北に約8分歩き、瀧尾神社(たきおじんじゃ)に参拝しました。

瀧尾神社は、拝殿の天井に龍の彫り物があることから、辰年の今年は見ておきたいと思い訪れました。

拝殿の天井に迫力ある龍

瀧尾神社には、JRまたは京阪電車の東福寺駅から北に3分ほど歩くと到着します。

瀧尾神社の南側の鳥居の前にやって来ました。

鳥居

鳥居

朱色の鳥居が美しい。

鳥居をくぐると、境内の中央に拝殿が建っており、多くの参拝者が天井の龍を眺めていました。

普段は、人が少ない瀧尾神社ですが、辰年の正月は例年よりも賑わっていました。

元日は、もっと多くの初詣客が訪れていたんでしょうね。

拝殿の前にやって来ました。

天井を見上げると、立派な龍の彫り物。

拝殿の天井の龍

拝殿の天井の龍

一目見ただけで、立派な造りだとわかりますね。

この龍の彫刻は、江戸時代に彫刻家の九山新太郎が制作したものです。

龍の顔が、とても迫力があります。

龍の顔

龍の顔

目玉も、本物かと思うほどの見事な輝きです。

天井全体を見上げていると、今にも龍が動き出しそうであります。

天井全体

天井全体

その躍動感ある姿から、龍が夜な夜な水を飲みに動き出すと恐れられ、金網が張られたこともあると伝えられています。

ちなみに祇園祭の大船鉾が復元された際、その龍頭は、瀧尾神社の龍を参考に再現しています。

境内の風景

拝殿の龍をたっぷりと拝んだ後は、本殿にお参りです。

本殿

本殿

主祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)で、他に大黒天(大国主命/おおくにぬしのみこと)、弁財天、毘沙門天の三神も祀られています。

瀧尾神社の創建年代はよくわかっていませんが、天正14年(1586年)に現在地に移転してきています。

武鵜社(たけうのやしろ)、多景社と社名が変わり、宝永年間(1704-1711年)に現在の瀧尾神社になりました。

本殿は、貴船神社奥院旧殿を移築したもので、拝殿など計8棟が京都市指定有形文化財になっています。

2021年に本殿は工事をしていましたが、今はきれいになっていますよ。

本殿の東側に建つ三嶋神社。

三嶋神社

三嶋神社

子授け安産のご利益があるそうですよ。

三嶋神社の北東にも社殿があります。

末社

末社

社殿の中には、左から愛宕神社、大丸繁栄稲荷、金刀羅宮、瀧尾天満宮の4つの祠が並んでいました。

瀧尾神社の境内は、江戸時代後期に大丸の創業家である下村家により整備されているので、大丸繁栄稲荷があるのでしょうね。

上の社殿の東隣には、妙見宮もありました。

妙見宮

妙見宮

社務所の近くでは、神輿も展示されていました。

神輿

神輿

正月だから、公開されているのでしょうか。

手水舎では、龍が口から水を出していましたよ。

手水鉢の龍

手水鉢の龍

瀧尾神社では、木曜日を除き、1月31日まで拝殿に昇殿できます。

拝殿参拝は、拝観料500円が必要ですが、外から拝殿の龍を眺めるだけなら拝観料は必要ありません。

この機会に瀧尾神社にお参りに行ってはいかがでしょうか。

この後は、智積院に参拝します。

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