貴船神社を紹介しています。
由緒、見どころ、所在地、最寄駅などの情報を掲載。
貴船神社
由緒
貴船神社の創建は不明。祭神は水の供給を司る高龗神(たかおかみのかみ)。第18代反正天皇の時代に玉依姫(たまよりひめ)が淀川、鴨川、貴船川を黄船で遡り、今の奥宮のある場所に社殿を建てたとされる。
祭神は、高龗神。
永承元年(1046年)7月に奥宮が水害で被災したため天喜3年(1055年)4月に現在地に本社を移した。
平安時代末期から明治4年(1871年)まで上賀茂神社の摂社となる。
貴船は、木船、貴布祢、黄船、木生嶺、気生根などと表記されていたが、明治4年に貴船の表記に統一された。
なお、本殿は文久3年(1863年)、平成17年(2005年)に改修されている。
ご利益
水恩感謝、航海安全、交通安全、縁結び、開運、心願成就
絵馬発祥の社
平安時代、貴船川は御所の御用水である加茂川の上流にあたることから祈雨、止雨の神として崇められていた。祈雨には黒馬、祈晴には白馬または赤馬が奉納され、時には板立馬が奉納されることもあった。これが絵馬の起源とされる。
結社(ゆいのやしろ・貴船神社中宮)
貴船神社本宮から3分ほど歩いた場所にある結社(ゆいのやしろ)。祭神は磐長姫命(いわながひめのみこと)で縁結びの神社。平安時代の女流歌人・和泉式部が夫と復縁するために参詣したとされる。
もの思へは 澤のほたるも わか身より あくかれいつる 魂かとそ見る
上の歌は、和泉式部が参詣した際に詠んだ歌。
貴船神社奥宮
結社から5分ほど歩いた場所にある奥宮。玉依姫が社殿を建てたとされる場所。玉依姫が乗っていた黄船を石積みで覆い隠したとされる船形石が境内の本殿の横に祀られている。その小石を持って帰ると航海安全につながるとされた。
貴船神社の所在地
〒603-8021
京都市左京区鞍馬貴船町180(地図)
貴船神社への行き方
叡山貴船口駅から徒歩約30分
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