上賀茂神社を紹介しています。
由緒、見どころ、所在地、最寄駅などの情報を掲載。

上賀茂神社(賀茂別雷神社)

上賀茂神社

由緒

上賀茂神社は、正式には賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)と言い、下鴨神社と合わせて賀茂社と総称する。

上賀茂神社の創建は、天武天皇6年(677年)と伝えられているが定かではない。

祭神は賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)。賀茂別雷大神は下鴨神社の祭神である玉依姫命(たまよりひめのみこと)の子である。

平安遷都(794年)以降は、国家鎮護の神社として朝廷の崇敬を集めた。また、大同2年(807年)には、朝廷より正一位が与えられている。

弘仁元年(810年)には、嵯峨天皇の第9皇女の有智子内親王(うちこないしんのう)が初代斎院となり、以後400年の間、未婚の内親王を斎院とする制度が続く。

社殿は、11世紀までに現在の姿に近い状態に整えられた。

その後、衰退するが、寛永5年(1628年)に再興。現在の本殿と権殿は文久3年(1863年)に再建されたものである。

なお、上賀茂神社は、平成6年(1994年)に世界文化遺産に登録されている。

ご利益

厄除、方除、災難除

立砂

立砂

境内に盛られた立砂(たちすな)。盛砂とも言い、賀茂別雷命が最初に降臨した円錐形の神山(こうやま)に因んだもの。鬼門に砂をまき清める信仰の起源とされる。

細殿

細殿

行幸の際の斎王の御到着殿である細殿。寛永5年の造り替え。

舞殿

舞殿

勅使御拝の殿舎である舞殿。文久3年の造り替え。

紫式部歌碑

紫式部歌碑

紫式部は上賀茂神社の摂社・片岡社に度々参拝している。上賀茂神社境内の歌碑には以下の歌が刻まれている。

ほととぎす声まつほどは片岡の
もりのしずくに立ちやぬれまし

岩上

岩上

葵祭の際に宮司が蹲踞(そんきょ)して勅使と対面する岩上(がんじょう)。御祭文に対して神の意志を伝える返祝詞(かえしのりと)を申す場所。

片岡社

片岡社

上賀茂神社第一の摂社である片岡社。縁結び、子授けの神様として有名で紫式部も参拝した。

楼門

楼門

寛永5年に造り替えられた楼門。重要文化財に指定されている。

上賀茂神社の所在地

〒603-8047
京都市北区上賀茂本山339(地図

上賀茂神社への行き方

地下鉄北大路駅から徒歩約26分
市バス「上賀茂神社前」から徒歩約1分


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