正伝寺を紹介しています。
由緒、見どころ、所在地、最寄駅などの情報を掲載。
正伝寺
由緒
正伝寺は、正式には正伝護国禅寺といい、文永5年(1268年)に東巌慧安(とうがんえあん)が兀菴普寧(ごつあんふねい)を開山として創建したのが始まり。山号は吉祥山。宗派は臨済宗南禅寺派。
弘安5年(1282年)に慧安に帰依した森経久が、西賀茂の荘園を寄付して伽藍を造営した。
その後、後醍醐天皇の勅願所となるなどして栄えたが、応仁の乱(1467年)で焼失。
豊臣秀吉や徳川家康の援助を受けて再建された。
方丈は、承応2年(1653)に伏見城の遺構であった御成殿を移築して本堂としたものである。
血天井
本堂の広縁の上の天井は、関ヶ原の合戦前に徳川方についた鳥居元忠らの武将が伏見城を死守し自害した際の板間を使っていることから血天井と呼ばれている。
なお、同様の血天井は、養源院、宝泉院、源光庵、天球院、興聖寺、神應寺にも存在する。
獅子の児渡し庭園
本殿の前に造られた獅子の児渡し庭園。サツキの刈込で七五三調を表現した枯山水庭園で、比叡山を借景としている。
正伝寺の所在地
〒603-8847
京都市北区西賀茂北鎮守庵町72(地図)
正伝寺への行き方
市バス「神光院前」から徒歩約15分
※拝観料400円が必要。
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