9月下旬。
京都市上京区の梨木神社(なしのきじんじゃ)に参拝しました。
梨木神社は、萩の宮とも呼ばれており、初秋に境内でたくさんの萩の花が咲きます。
京都市内では、梨木神社が最も多くの萩を見られる神社ではないでしょうか。
萩の見ごろは、毎年9月中旬から下旬なので、そろそろ良い具合に咲いていそうです。
参道の萩
梨木神社の最寄り駅は、地下鉄の今出川駅です。
駅からは、南東に7分ほど歩くと梨木神社に到着します。
京都御苑の中を通ると近いですよ。
梨木神社の一の鳥居の前にやって来ると、赤色の萩の花がたくさん咲いていました。
鳥居が埋もれるほど、萩が生い茂っています。
以前は、一の鳥居から参道に入れたのですが、今は一の鳥居と二の鳥居の間にマンションが建っているので、ここからは参道に入れません。
一の鳥居から寺町通を少し北に歩き、二の鳥居にやってきました。
そして、二の鳥居をくぐり参道へ。
参道の両脇には、多くの萩が植えられています。
人の背ほどに生長した萩は、緑色の葉をたくさん付けるとともに小さな赤色の花もいっぱい咲かせていました。
ちょうど今が見ごろで、どの萩も満開になっていましたよ。
神門の近くの萩も満開です。
この日は、普段よりも多くの参拝者が訪れており、境内が賑わっていました。
御朱印をいただくための列もできていましたよ。
本殿近くの萩
神門をくぐります。
正面に拝殿が建ち、その周囲に多くの萩が植えられています。
拝殿近くの萩は、年々背が高くなっており、そのうち境内全体を覆ってしまうのではないかと思うほど大きくなっています。
本殿わきを覗いてみると、カエデが紅葉し始めていました。
梨木神社は紅葉もきれいなのですが、見ごろ時期は11月末から12月初旬と遅めです。
上の写真に写っているカエデ以外は、まだまだ紅葉する気配がなく、見ごろは例年通りになるのではないでしょうか。
本殿の前の萩も、赤色の小さな花をたくさん咲かせ満開となっていました。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
萩の花は小さいので、それほど華やかではないのですが、この花を見ると秋の到来を感じられますね。
京都の気温は徐々に下がり、日が落ちるのも早くなっており、夏が過ぎ去ったようです。
境内では、フジバカマも咲いていますよ。
梨木神社のフジバカマは、白っぽい花を咲かせる原種です。
近年、京都では、原種のフジバカマを見られるようになってきていますが、全国的にはどうなのでしょうか。
神門から参道に出ます。
萩の向こうには、名水の染井が湧き出る手水舎があります。
染井を組みたい方は、ペットボトルを持って参拝してください。
梨木神社の萩は、9月下旬に満開になりました。
今年は、萩の花の咲き具合が例年よりも良いように見えます。
梨木神社の萩は、10月初旬までは楽しめそうですよ。
この後は、京都御苑を散策します。
なお、梨木神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。