日向大神宮の新緑と初夏の花・2021年

5月上旬に最勝院に参拝した後、京都市山科区の日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)を訪れました。

日向大神宮は、山の中にある神社で、参拝する人がほとんどいません。

秋は紅葉がきれいですが、その頃に訪れても、ほとんど人がいません。

初夏は、山に囲まれた境内で見る新緑が美しく、自然の中で心身をリフレッシュできます。

山の緑が美しい

日向大神宮の最寄り駅は、地下鉄の蹴上駅です。

駅からは、三条通を南に3分ほど歩くと、日向大神宮の石造りの鳥居が現れます。

鳥居をくぐった後は、東に10分程度、緩やかな上り坂を歩く必要があるので、少々、歩くのが疲れます。

最勝院を出て、南禅院の前の水路閣の上を南に歩いて行きます。

左側には、琵琶湖疏水が流れています。

道と疏水を区切る柵がないので、疏水に落ちないように気を付けて歩かなければなりません。

10分弱歩いて、大神宮橋に到着。

大神宮橋

大神宮橋

ここで、三条通に面した石造りの鳥居から続く参道と合流します。

山道をゆっくりと東に歩きます。

だらだらと続く緩やかな上り坂。

中途半端な勾配のためか、足の疲れも中途半端です。

大神宮橋から約7分歩いて、境内に続く石段下にやってきました。

入り口付近の新緑

入り口付近の新緑

入り口付近のカエデの青葉が美しいです。

五月晴れの青空も清々しいです。

足元では、シャガの花がたくさん咲いていました。

シャガ

シャガ

初夏は、いろんなところで、シャガを見かけます。

石段を上り、木造りの鳥居をくぐって境内に入ります。

正面には拝殿、そして、奥には外宮(げく)が建っています。

拝殿

拝殿

右手の山の斜面の新緑も美しいですね。

それでは、外宮にお参りをしましょう。

外宮の賽銭箱には、賽銭泥棒の被害にあったことが書かれた紙がありました。

不審者を見た場合は警察に連絡してくださいとのこと。

参拝者が少ない神社なので、それほど賽銭は入っていないと思うのですが。

人が少ないから、見つかりにくいと考えて賽銭を盗みに来るのかもしれませんね。

境内を北に向かって歩きます。

小さな橋のたもとでは、ハルジオンも咲いていましたよ。

ハルジオン

ハルジオン

他にタンポポも咲いていましたが、真っ白な綿毛姿になっているものもありました。

橋を渡った先に石段があり、その上に内宮(ないく)が建っています。

内宮

内宮

内宮にも、しっかりとお参りをしておきましょう。

内宮の近くでは、ツツジが咲いていましたが、そろそろ終わりが近づいているようでした。

ツツジ

ツツジ

内宮から振り返って境内を眺めます。

内宮から見る新緑

内宮から見る新緑

ここからだと逆光になるため、カエデの青葉が黄緑色に輝いて見えます。

内宮から奥に進むと、厄除開運天の岩戸があります。

天の岩戸くぐり

天の岩戸くぐり

天の岩戸は、何度かくぐったことがありますが、今回もくぐっておきましょう。

天井が低いので、頭を打たないように慎重に進んでいきます。

途中、祠があるので、拝んでおきます。

天の岩戸は、20秒ほどでくぐれますよ。

日向大神宮に参拝した時は、ぜひ、くぐってみてください。

外宮と内宮にお参りを済ませ、天の岩戸もくぐったので、そろそろ日向大神宮の境内から出ることに。

参道を歩いて、三条通に向かいます。

三条通に近づいてきたところで、足元にたくさんのヒルザキツキミソウが咲いていました。

ヒルザキツキミソウ

ヒルザキツキミソウ

三条通の向こうの蹴上浄水場のツツジは、そろそろ見ごろを終えようとしていましたよ。

私が日向大神宮に参拝した日は、境内に数人の参拝者がいました。

無人だと思いましたが、意外と初夏に訪れる人が多いようですね。

この後は、粟田神社に参拝します。

なお、日向大神宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

宿泊