初秋の妙蓮寺で咲くフヨウ・2020年

9月初旬。

京都市上京区の妙蓮寺に参拝しました。

8月が終わり、京都は幾分過ごしやすい気候となり、街中を散策していても疲れにくくなってきましたね。

さて、今の時期の妙蓮寺では、境内でフヨウがたくさんの花を咲かせます。

フヨウが植えられているお寺や神社はいくつもありますが、妙蓮寺ほど多くのフヨウが植えられているお寺はほとんどありません。

山門前のフヨウ

妙蓮寺は、市バス停「堀川寺ノ内」から東に少し歩いた場所に建っています。

妙蓮寺の山門の前に到着すると、赤色やピンク色のフヨウが咲いていました。

山門

山門

でも、期待していたよりも花が少ないです。

もっと多くの花が咲いていると思ったのですが、夏の暑さに負けたのでしょうか。

山門前のフヨウ

山門前のフヨウ

それでも、赤色のフヨウは、割と多く咲いていました。

石柱とフヨウ

石柱とフヨウ

花びらを開いたフヨウがきれいです。

山門とフヨウ

山門とフヨウ

境内のフヨウ

山門をくぐって境内に入ります。

境内には、山門前よりも多くのフヨウが植えられていますよ。

境内

境内

鐘楼付近のフヨウも、花数が少なめでした。

山門付近のフヨウ

山門付近のフヨウ

下の方に少しだけピンク色の花を咲かせている程度ですね。

それでは、本堂にお参りをしましょう。

本堂

本堂

妙蓮寺は、日蓮宗の二十一ヵ寺本山の1つに数えられるお寺で、永仁2年(1294年)に酒造屋の柳屋仲興が日像上人に帰依して、西洞院五条の邸を寺に改め、柳寺と称したのが始まりです。

応永年間(1420年頃)には、日存、日道、日隆、日慶らが、大宮通四条下るに伽藍を移築造営し、妙蓮寺と改称します。

その後、たびたび移転し、天正15年(1587年)に豊臣秀吉の聚楽第造営の際、現在地に移転しました。

現在の建物は、天明の大火(1788年)の後に再建されたものです。

毎年、10月から翌年4月にかけて花を咲かせる御会式桜(おえしきざくら)が有名ですね。

本堂の裏の寺務所付近でも、フヨウが咲いていました。

フヨウと屋根瓦

フヨウと屋根瓦

でも、やはり花数が少なめです。

赤色のフヨウは、きれいに咲いているのですが、そのほかの種類のフヨウはちょっと物足りない状態です。

寺務所付近のフヨウ

寺務所付近のフヨウ

本堂の前には、壁のようにフヨウが植えられています。

こちらのフヨウも、赤色の花は多く咲いていましたが、その他の色の花は少なめでした。

フヨウと山門の屋根

フヨウと山門の屋根

あと1週間ほど遅く訪れた方が良かったかもしれませんね。

妙蓮寺には、フヨウを見に訪れた参拝者が数人いらっしゃいました。

普段から人が少ないお寺なので、混雑することは滅多にありません。

9月に入り、京都も涼しくなり始めたことですから、妙蓮寺にフヨウを見に訪れてはいかがでしょうか。

この後は、晴明神社に参拝しました。

なお、妙蓮寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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