元日。
京都市伏見区の城南宮に初詣に行ってきました。
城南宮が建つ鳥羽は、平安時代後期に離宮が造営され上皇や法皇による院政が行われた地です。
当時は、都が鳥羽に遷ったかのような賑わいだったと伝えられています。
元日の賑わい
城南宮は、地下鉄または近鉄電車の竹田駅から南西に徒歩約15分の場所に建っています。
東鳥居に到着すると、これから本殿に参拝しようとする人、お参りを済ませて帰ろうとする人でいっぱいでした。
元日の城南宮も、都が鳥羽に遷って来たかのような賑わいであります。
東鳥居をくぐり参道に入ります。
参道を中ほどまで歩くと、行列ができていました。
どうやら、これは本殿へのお参りを待つ列のようです。
時刻は午後3時30分近く。
午前中は晴れていたのですが、午後2時頃から曇り始め、この時間になると、どんよりとした空になっています。
気温も下がり、寒さも感じるようになってきました。
とても長い行列だったのですが、意外と進みは早く、城南鳥居の近くまで5分くらいでやってきました。
城南鳥居には、日、月、星の紋が入っています。
この紋は、城南宮の御神紋で、三光の紋といいます。
三光の紋を眺めている間にも、列は前へと進み拝殿の前までやって来ました。
拝殿近くは、とても混雑していました。
境内の西側には、むすび殿が建ち、お守りやお札が授与されています。
また、むすび殿では、神苑拝観の受付も行われていました。
つい1ヶ月ほど前に紅葉を見に神苑を拝観しましたが、わずか1ヶ月で一気に季節が進み、境内全体が冬の景色となっています。
本殿の近くまでやってきました。
以前は本殿の屋根は檜皮葺だったのですが、最近の工事で頑丈そうな屋根に変わっています。
お参りを待つ人の数は、まだ非常に多いですが、ここから5分ほどで本殿にお参りをすることができました。
列に並んでからの待ち時間は約30分でしたよ。
城南宮は、方除(ほうよけ)のご利益が有名な神社です。
日常生活で、悪い方位に行ったり、家の間取りが悪くなることがあります。
そのような方位の障りや家相の心配がないように祈願することを方除けといいます。
引っ越し、通勤や旅行などの道中の安全をお願いしておくと良いでしょう。
本殿にお参りを済ませた後は、その奥にある末社にお参りです。
なお、末社が建つ辺りは写真撮影禁止です。
末社は、本殿の西側に3つ、東側に3つ建っています。
いずれも小さな社ですが、聞いたことがある神さまばかりが祀られているので、こちらに参拝しておけば、他の神社にお参りに行かなくても良いくらいです。
末社にお参りを済ませ、本殿の前に戻ってきました。
初詣客の数が減る気配は一向にありません。
境内の東側の神楽殿でも、お守りやお札の授与が行われていました。
こちらも大賑わいですね。
本殿にお参りを済ませたので、境内から出ることにしましょう。
混雑する境内にいつまでもいると邪魔になりますからね。
城南鳥居を出ると、まだ本殿へと続く行列は減っていませんでした。
時刻は午後4時なのですが、一向に人が減る気配がありません。
この様子だと、日が落ちた後も、列に並ばなければ本殿にお参りできなさそうですね。
なお、城南宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。