5月初旬に京都市左京区の永観堂に参拝しました。
最初に諸堂を拝観し、その後で境内を散策。
永観堂は、「もみじの永観堂」と呼ばれているほど紅葉がきれいなお寺ですから、初夏に新緑を見に行くのもおすすめです。
今回の記事では、永観堂境内の新緑をお伝えします。
多宝塔からの眺め
諸堂拝観を済ませ、大玄関から靴を履いて外に出ます。
大玄関付近には、たくさんのカエデが植えられており、石畳の参道の両脇が黄緑色の葉で埋め尽くされていました。
石畳の参道を南に歩き、御影堂(みえいどう)が見えてきたら東に進路を変えます。
そして、山を登り多宝塔の前までやってきました。
ここからは、京都市街を一望できます。
眼下の永観堂境内はどこも緑色。
遠くに目をやれば嵐山や高尾の方まで望むことができます。
私が永観堂に訪れた日は晴れていたので、とても見晴らしが良かったです。
多宝塔の近くには開山堂が建っています。
こうやって見ると、まるで開山堂が宙に浮いているように見えますね。
ちなみに開山堂へは、諸堂拝観時に立ち寄っています。
放生池周囲の新緑
山を下りて御影堂まで戻ってきました。
この近くのカエデも、黄緑色の姿が美しいですね。
御影堂の南に行くと石段があります。
石段の上に建つのは、みかえり阿弥陀が祀られている阿弥陀堂。
阿弥陀堂へと続く石段の下にいらっしゃる観音さまは、やすらぎ観音と呼ばれています。
観音さまの近くの新緑も美しいです。
境内の西に向かいます。
永観堂境内には、大きな放生池があります。
池の東西を結ぶためにかかる石造りの反り橋は極楽橋。
赤色の葉を付けたカエデもきれいですね。
永観堂で最もカエデの新緑が美しいのは、放生池周囲です。
特に池の西側から東を向いて眺める景色が見事です。
全体が黄緑色ではなく、ところどころに赤色のカエデが見えます。
その赤色のおかげで、カエデの新緑がより美しく感じられます。
放生池の西側には茶席も用意されています。
紅葉の時期は大混雑なので、なかなか落ち着けないですが、新緑の季節は参拝者がとても少ないのでゆっくりできますよ。
鯉のぼりが風に乗って空を泳いでいました。
奥に見える建物は多宝塔です。
永観堂境内は、どこもカエデがいっぱいです。
青空と一緒に見るたくさんの新緑。
いつまでも眺めていたくなる爽やかな風景ですね。
永観堂は紅葉の時期以外は、それほど参拝者が多くないので、のんびりとお参りできますよ。
なお、永観堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。