4月中旬。
京都市上京区に建つ北野天満宮に参拝してきました。
北野天満宮は初春の梅、初夏の青モミジ、秋の紅葉が有名です。
でも、桜は境内にあまり植えられていません。
なので、桜を見に北野天満宮を訪れる人は少な目です。
満開になった北野桜
北野天満宮の最寄り駅は、京福電車の北野白梅町駅です。
駅から東に5分も歩けば、大きな石造りの鳥居の前に到着します。
市バスだと「北野天満宮前」で下車してすぐですから、こちらの方が便利ですね。
鳥居をくぐって参道を進みます。
そして、参道の途中に建つ立派な楼門をくぐります。
境内にたくさん植えられいる梅は、すっかり緑色の葉を付け初夏の装い。
楼門から参道を北に50メートルほど歩き社務所の前にやってきました。
ここには、平成28年(2016年)に発見された新種の北野桜が植えられています。
どうやら満開のようです。
北野桜は開花時期がソメイヨシノよりも遅め。
すでに京都市内の多くの桜の名所でソメイヨシノは花を散らしていますが、北野桜は今がちょうど見ごろです。
花は一重で小さ目。
色は真っ白であります。
北野桜の花は、散り際に紅色に染まり始めます。
下の写真の中央に写っている花が紅色になってますね。
北野桜は、唯一北野天満宮にだけ存在する桜です。
なので、今のところ北野天満宮以外では見ることができないはずです。
参道から眺める北野桜。
遠くから見た方が華やかに感じます。
北野桜を見た後は本殿にお参りです。
学問の神さまの菅原道真を祀っているので、頭が良くなるようにお願いしておきましょう。
北野桜の説明書によると、現在では北野天満宮は桜が少な目ですが、大同2年(807年)に開かれた北野右近の馬場は、桜狩が行われたほどの桜の名所だったとか。
境内の西側にある御土居跡も、かつては何百本もの桜が植わっていたそうですよ。
今は、数えるほどしか桜が植えられていませんが、かつては春になると華やかな桜風景を見れたのでしょうね。
本殿の西側に植えられている八重桜。
下の方の花が散り、新緑が目立ってきています。
そろそろ見ごろを終えそうですね。
北門から境内を出ます。
この近くにも、遅咲きの八重桜が1本植えられており、ちょうど見ごろを迎えていました。
濃い紅色の八重桜は、関山でしょうか。
京都市内は、4月下旬まで遅咲きの八重桜を各所で楽しめます。
なので、4月上旬に桜を見に京都に来れなかった方も、まだお花見に間に合いますよ。
なお、北野天満宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。