4月下旬に京都市左京区の永観堂の前を通りかかったら、カエデの青葉がとてもきれいでした。
永観堂は、紅葉の永観堂と呼ばれているように境内にはたくさんのカエデが植えられています。
なので、初夏には永観堂の境内全体が黄緑色のカエデの葉で覆い尽くされます。
この日は、永観堂に拝観する予定はありませんでしたが、参道を少しだけ歩いてみることにしました。
参道のツツジ
永観堂は、市バス停「南禅寺・永観堂」で下車して東に徒歩約3分の場所に建っています。
永観堂の山門の前は、新緑がカエデの枝にたわわに付いて、まるで黄緑色の雲海のようになっていました。
「永観堂禅林寺」と刻まれた石柱が、新緑で覆われています。
青葉に混ざって赤色のカエデの葉もあり、ちょうど良い具合に強調されていました。
そう言えば、永観堂は今の時期、参道わきのツツジの刈込が赤色や白色の花で彩られるのでした。
山門をくぐってすぐの場所に植えられているツツジは、まだ見ごろ前といった感じです。
でも、参道を進むと見ごろになっているツツジもありましたよ。
まだ全体的に花が少なかったですが、新緑の下で見る赤色や白色のツツジの花は、みずみずしく元気な姿をしていましたよ。
参道の新緑
永観堂は、参道を歩いているだけでも、十分にきれいな新緑を眺めることができます。
と言うのも、境内の塀際に植えられているカエデが、参道まで枝を伸ばしているからです。
カエデの木が塀よりも背が高いため、ただ参道を歩いているだけできれいな新緑を楽しめます。
秋になると、参道からも真っ赤なモミジを見れるのですが、その頃は参拝者が非常に多く、参道で少しだけ紅葉を楽しむのも難しいくらいです。
でも、春から夏にかけては、永観堂に参拝する観光客や旅行者の方は少ないので、のんびりと参道を歩けますよ。
塀の近くによると、新緑が溢れ出すように塀を超えています。
まるで、新緑の屋根であります。
青葉が日差しを遮ってくれているだけで涼しく感じますね。
永観堂には、黄緑色のカエデに混ざって赤色のカエデも、何本か植えられています。
全てが黄緑色、全てが赤色でない不完全な風景が、なぜか心を落ち着かせてくれます。
今回は、永観堂の参道を歩いただけでしたが、やはり、境内の中に入ってじっくりと新緑を観賞しておきたいですね。
なお、永観堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。