3月末に京都市上京区の西陣に建つ妙覚寺と妙顕寺に参拝してきました。
西陣には、「妙」がつく日蓮宗のお寺が多く建っており、どこも春になるときれいな桜の花を咲かせます。
妙覚寺と妙顕寺も、そんな西陣の桜の名所であります。
妙覚寺の桜
妙覚寺は、地下鉄鞍馬口駅から西に10分程度歩いた辺りに建っています。
山門前の枝垂れ桜は4分咲きといったところでしょうか。
枝の下の方は割と多くの桜が咲いていましたが、まだ見ごろには少し早い状況でしたよ。
妙覚寺の山門の前には、遅咲きの桜も数本植えられており、ソメイヨシノが満開になる頃から花を咲かし始めます。
境内に入ると、本堂の左前の1本のヤマザクラが満開でした。
やや散ってはいたものの、十分に見ごろを保っていましたよ。
本堂の前には、進入禁止の柵が置いてあったので参拝できませんでした。
遠目で見るヤマザクラと本堂の風景に京情緒を感じましたよ。
妙顕寺の桜
妙覚寺の南に建つ妙顕寺にやってきました。
妙覚寺と妙顕寺の間には民家が建っているので、迂回しなければなりませんが、歩いて5分もかかりません。
妙顕寺の山門前の枝垂れ桜は、まったく咲きそうな気配がありません。
この枝垂れ桜は遅咲きですからね。
毎年、本格的な見ごろになるのは4月中旬ですから、3月末で花が咲いていなくても当然なのですが。
妙顕寺の境内に入ります。
境内の枝垂れ桜が、チラホラと咲き始めていました。
鐘楼付近のソメイヨシノは5分咲きですね。
妙顕寺は、境内に多くのソメイヨシノが植えられています。
特に多くのソメイヨシノがあるのが本堂の裏側です。
すでに本堂の裏側のソメイヨシノは7分咲きまで開花しており見ごろになっていました。
見上げるソメイヨシノ。
あと3日ほど遅くに参拝していたら満開だったかもしれませんね。
本堂の裏に建つ唐門の前のソメイヨシノも7分咲きです。
唐門に桜が良く似合っています。
唐門の奥には庭園があり、そこには1本の枝垂れ桜が植えられています。
外からだと塀越しに枝垂れ桜の頭が見えるだけ。
5分咲き以上に咲き進んでいそうな感じでしたが、外からだとはっきりとはわかりません。
唐門の格子越しに見た枝垂れ桜。
薄紅色の桜の花が見えますが、中の様子はわかりませんね。
妙覚寺も妙顕寺も、参拝者が少ないので静かにお花見をできます。
人が多いところが苦手な方は、妙覚寺と妙顕寺に桜を見に行ってはいかがでしょうか。