妙顕寺を紹介しています。
由緒、見どころ、所在地、最寄駅などの情報を掲載。
妙顕寺
由緒
妙顕寺(みょうけんじ)は、日像が元亨元年(1321年)に四条大宮に創建したのが始まり。京都で最初の日蓮宗の道場である。山号は具足山(ぐそくざん)。日蓮宗大本山。
建武元年(1334年)に後醍醐天皇の綸旨(りんじ)を受け、法華宗最初の勅願寺となった。
また、延文2年(1357年)の後光厳天皇の綸旨は、当寺を日蓮宗内最高の地位を公認したものであり、以来、四海唱導妙顕寺(しかいしょうどうみょうけんじ)と称した。
その後、寺地を転々とするが、天文年間(1532〜1555年)に西洞院二条に再興される。そして、天正11年(1583年)に豊臣秀吉の命により現在地に移された。
江戸時代に天明の大火(1788年)で堂宇が焼失するが、天保5年(1834年)に再建されている。現在の建物はこの時の再建。
なお、妙顕寺は、妙覚寺、立本寺(りゅうほんじ)と並んで、日蓮宗三具足山のひとつとされる。 また、洛中法華二十一ヵ寺本山のひとつにも数えられる。
本堂
日蓮宗の伝統的形式の十五間四面の本堂。内陣の尊像は三宝諸尊と十界曼荼羅を勧請(かんじょう)。天井には寄進者の家紋が配置されている。
三菩薩堂
日蓮、日朗、日像の三師を祀る三菩薩堂。
四海唱導の庭
大客殿の前に配された四海唱導の庭。
孟宗竹の壺庭
妙顕寺の宝物庫にある尾形光琳の松竹梅図になぞらえて作られたと考えられている孟宗竹の壺庭。
光琳曲水の庭
尾形光琳が描いた松竹梅図の掛け軸を元に作庭された光琳曲水の庭。天明の大火以前には尾形光琳が設計した庭園があったと伝えられている。
妙顕寺の所在地
〒602-0005
京都市上京区寺之内通新町西入妙顕寺前町51(地図)
妙顕寺への行き方
地下鉄鞍馬口駅から徒歩約10分
市バス「堀川寺之内」から徒歩約5分
※庭園は拝観料500円が必要。特別拝観と夜間拝観は800円。
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