6月15日に京都市東山区の智積院(ちしゃくいん)に青葉まつりを見に行きました。
この日は、智積院が1年の中で最も賑わう日と言っても良いでしょう。
青葉まつりの語源は、新緑が美しい時期に真言宗の開祖の弘法大師と中興の祖の興教大師が産まれたことにあります。
なので、この時期は境内のカエデの新緑が、とても美しいのです。
みずみずしさを保つ新緑と苔
智積院は、京阪電車の七条駅が最寄り駅です。
そこから東に5分ほど歩くと智積院の入り口に到着します。
参道の両脇には、様々な木が植えられています。
どの木も青葉が美しいですね。
特にこの時期は、カエデの新緑に目が行きます。
参道の下、境内の真ん中辺りは、地面に苔が敷き詰められており、そこに程よい間隔でカエデの木が何本も植えられています。
梅雨時とあって、新緑も苔も、緑色が美しいですね。
苔は、干からびた感じになると、あんまり美しく見えません。
なので、梅雨の時期に見るのが最も良いと思うんですよね。
日陰になっている部分の苔は深い緑色。
日が射しているところよりも、木陰の方が、苔がよりみずみずしく見えます。
智積院の境内で特に苔が美しいのは鐘楼付近です。
この辺りは、初秋に彼岸花も咲きます。
緑色の地面に咲く赤色の彼岸花も、花の色が際立ってきれいですよ。
青葉まつりで境内はどこも賑わっていたのですが、鐘楼付近は、人が少な目でした。
普段の智積院も、あまり人がいないので落ち着いて参拝できますよ。
それにしても、緑色の苔がみずみずしいです。
この緑色を見ていると、不思議と抹茶が飲みたくなってきます。
入口に近い参道のカエデも青葉がいっぱい。
智積院のカエデの木は、あまり背が高くないので、見上げる必要がありません。
だから、目線の高さで青葉を見れるので、首が疲れるといったこともないんですよね。
金堂の前のモクレンも、今は青葉がびっしりと枝についています。
モクレンの葉は、カエデよりも明るい黄緑色。
他の木の葉よりも目立っていましたよ。
参道わきのキキョウも咲き始めていました。
キキョウは花期が比較的長く、9月上旬までは花を見ることができますよ。
夏になれば、参道の両脇はキキョウの花がいっぱい咲くので、その頃に智積院に参拝するのも良いですね。
なお、智積院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。