春の京都観光で訪れたい桜の名所のひとつに哲学の道があります。
哲学の道は京都市左京区にあり、北は銀閣寺付近から南は永観堂付近まで続いています。
琵琶湖疏水沿いに作られた遊歩道の脇にたくさんのソメイヨシノや山桜が植えられており、ただ歩いているだけで春の京都を楽しむことができますね。
ただ、哲学の道だけではちょっと物足りないので、一緒に南禅寺、真如堂、金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)にも桜を見に行くのがおすすめです。
南禅寺
まずは南禅寺に桜を見に行きましょう。
南禅寺は、地下鉄蹴上駅から北に5分ほど歩いた辺りに建っています。
行く途中にインクラインの桜も見ておくと良いでしょう。
南禅寺境内には、いたるところにソメイヨシノが植えられています。
中でも、大きな三門の近くにあるソメイヨシノがきれいですね。
三門を見上げるように桜を眺めるのがおすすめです。
この景色は、南禅寺ならではですね。
他にも、法堂(はっとう)の北側の石段付近でも、春の京都らしい桜風景を見られます。
境内は広く開放感があり、晴れている日は、青空を背景に諸堂と桜を一緒に見たいですね。
- 桜が見ごろに入った南禅寺・2024年
- 南禅寺で満開になった桜・2023年
- 南禅寺の桜が見ごろに近づく・2022年
- 南禅寺の桜が見ごろを迎える・2021年
- 南禅寺の見ごろ前の桜・2019年
- 南禅寺の雄大な伽藍と満開の桜
哲学の道
南禅寺の桜を楽しんだ後は、北に5分ほど歩き哲学の道に向かいましょう。
哲学の道は、南の入り口である若王子橋(にゃくおうじばし)の辺りから程よい間隔で桜が植えられているので、歩いているだけでも飽きることがありません。
ただ、桜の季節の哲学の道は、観光客の方が非常に多いので、のんびりと歩くのは難しいかもしれません。
午前中の早い時間帯であれば比較的人が少ないでしょうが、午後から歩くと、とても混雑します。
それでも、哲学の道は、一度は春の京都観光で訪れたいですね。
真如堂
銀閣寺付近まで哲学の道を歩いた後は、東今出川通を西に進みます。
そして、白川通今出川の交差点まで来たら南に向きを変えて歩きましょう。
10分も歩けば真如堂に到着します。
白川通から真如堂に向かうと、裏から境内に入ることになりますが、おすすめなのは西側の赤門から入ることですね。
入口から赤門を経由し本堂まで延びる参道の脇の満開のソメイヨシノを見ていると、無意識に境内へと足が動き始めます。
真如堂の本堂の前にあるソメイヨシノは、立派な桜で満開になった時はとても華やかですよ。
他にも境内の様々な場所に桜があるので、境内を散歩していろんな桜を観賞してください。
金戒光明寺
真如堂の南隣に建つのが金戒光明寺です。
真如堂と金戒光明寺は隣同士なので、参拝するときは両方のお寺を訪れるのがおすすめです。
金戒光明寺は、極楽橋の付近にたくさんのソメイヨシノが植えられています。
でも、そこよりも山門の周辺の桜の方が見ごたえがありますね。
ソメイヨシノもあれば枝垂れ桜もあります。
芝生の緑色もとてもさわやかで、思わず春の陽気に誘われて寝ころびたくなります。
南禅寺と同じく、大きな建物が多いのも金戒光明寺の特徴です。
豪壮な建物と一緒に見る桜も見事ですよ。
- 桜が見ごろ前の金戒光明寺・2024年
- 金戒光明寺で満開になった桜・2022年
- 金戒光明寺の桜が見ごろに入ってきた・2021年
- 雨降る金戒光明寺で咲き始めた桜・2019年
- 満開の桜に囲まれる山門・金戒光明寺
南禅寺、哲学の道、真如堂、金戒光明寺のすべての桜を見るのに要する時間は3時間程度ですね。
途中、昼食を食べる場合は白川通沿いのお店に入ると良いでしょう。
また、お弁当を持参して哲学の道のベンチで桜を見ながら食べるのも気持ちいいのですが、人が多いので落ち着かないと感じる方もいるかもしれません。
なお、南禅寺、真如堂、金戒光明寺は庭園の拝観もできますが、桜を見るだけなら特に必要ないでしょう。