桜と聞いてすぐに連想するのは、おそらくソメイヨシノでしょう。
でも、ソメイヨシノ以外にも桜の種類はたくさんあります。そして、ソメイヨシノに負けないほど、きれいな桜もたくさんあります。
紅八重枝垂れ桜もそのひとつですね。
京都で紅八重枝垂れ桜を見ることができる観光名所はいくつもありますが、その中でも北区の原谷苑は、他の観光名所とは比較にならないほど、たくさんの紅八重枝垂れ桜が植えられています。
一面ピンク色の世界
原谷苑は、京都市北区の山の中にあります。
歩いて行くことも可能ですが、金閣寺の辺りから無料のシャトルバスが出ているので、それを利用するのがおすすめです。
詳しいことは原谷苑の公式ホームページをご覧ください。
シャトルバスの乗車時間は約15分ほどで、原谷苑の入口まで運んでくれます。
入苑料は、平日が約1,000円で、土日が1,500円です。
平日の料金は、桜の咲き具合によって変動します。
私が訪れた時は、桜が見ごろの時期だったので、最高額の1,200円でした。
入苑料が高いと嘆く必要はありません。最も良い時に訪れたのですから。
むしろ安かった時の方が、ショックは大きいでしょう。
受付を済ませて、いざ苑内へ。
中に入ると、すぐに紅八重枝垂れ桜のピンク色が目に飛び込んできます。
原谷苑は、約4,000坪の敷地に20種類以上220本もの桜が植えられています。
その大部分が紅八重枝垂れ桜です。
苑内に飲食物を持ち込むことは禁止されていますが、売店があるので、おでんや桜餅などを食べながら、ベンチに座ってお花見をすることができます。
もちろんお酒も用意されていますよ。
紅八重枝垂れ桜以外では、下の写真に写っている大島桜が見ごろを迎えていました。
醍醐の枝垂れ桜は、他の桜よりも高さがあり、空から桜の花が降り注いでいるようでした。
そう言えば、醍醐寺の枝垂れ桜も大きかったですね。
遅咲きの御室桜(おむろざくら)は、まだつぼみだけの状態。
ちなみに御室桜が有名な仁和寺は、原谷苑から2kmほど歩いた辺りに建っています。
仁和寺にも訪れようと思っていたのですが、この咲き具合だったので、またの機会にします。
原谷苑は、桜だけでなく、観光客の方もたくさんお越しになっていたので、どこを見ても人だらけでした。
そのような中で、人がいない瞬間を見つけて紅八重枝垂れ桜を撮影することに成功しました。
それにしても、どこをみてもピンク色。
晴れた日に見る紅八重枝垂れ桜は、本当にきれいですね。
桜以外の春の花もたくさん
原谷苑は、桜の他にも、様々な春の花が植えられています。
真っ白な雪柳。
赤色と白色の花を咲かせる源平枝垂れ桃。
苑内を明るく見せている黄色いレンギョウ。
赤色や薄ピンクの花を付けているボケ。
紅八重枝垂れ桜と同じような色のシャクナゲ。
花弁がギュッと詰まった椿と紫色の吉野ツツジ。
他にもたくさんの春の花が咲いていましたよ。
原谷苑から出た後は、シャトルバスが来るまで少し時間があったので、近くの原谷弁財天にお参りに行きました。
そこの境内から原谷苑全体を見ることができました。