2011年の京都の紅葉は、例年に比べ、色付きが遅く、12月に入ってから見ごろを迎える観光名所もいくつかありました。
秋になっても気温が高かったことが原因のようです。
また、紅葉の色付きが悪かったのも2011年の特徴で、不満の残る紅葉狩りになった方も多いことでしょう。
私も例年に比べ、多くの観光地に紅葉を観に行ってきましたが、全体的に空振りが多かったですね。
11月3日
2011年の紅葉狩りのスタートは、八坂神社からでした。
この日は、当社で、舞楽奉納が行われたので、それを観覧した後、八坂神社、円山公園、長楽寺の紅葉を観ました。
当然のことながら、この日は、青葉の方がはるかに多い状況で、まだ紅葉とは言えませんでした。
11月9日
11月9日は、嵯峨野の二尊院、滝口寺、そして嵐山の紅葉を観に行きました。
二尊院は色付き始めで、滝口寺もやや見ごろに近づいてきた状況でした。
この日に今年の紅葉は例年より遅くなりそうだと感じましたね。
11月14日
11月14日は高雄へ。
神護寺は、かなり見ごろに近づいていて満足できました。
西明寺もまずまずの色付きでしたね。
ただ、高山寺は、まったくと言っていいほど色付いていませんでした。それでも、日当たりの良い場所のカエデだけは、鮮やかに紅葉していたので、無駄足にはなりませんでした。
11月21日
前回の紅葉狩りから1週間あけて向かったのは、西京区の善峯寺(よしみねでら)と十輪寺です。
善峯寺は、山の上に建っているので、境内の紅葉は他の名所と比べて早く見ごろを迎えていました。
ところが、十輪寺は、カエデの色付きが悪く、お寺の方も暖かい気候に閉口されてました。
11月22日
11月22日は、再び嵯峨野へ。
訪れたのは、化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)、愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)、常寂光寺。
化野念仏寺は、まさに見ごろ。
愛宕念仏寺もまずまずの色付き。
常寂光寺は、見ごろにはまだ早い状況でしたが、境内からの眺めが爽快でした。
11月24日
11月24日は、左京区の大原へ。
大原で拝観した観光名所は、寂光院、宝泉院、三千院、実光院、勝林院、来迎院の6か所。
この日、一番きれいな紅葉を観賞できたのは勝林院でした。
逆に三千院と来迎院は紅葉が終わりかけで、ちょっと残念でした。
大原に行くと、一日仕事になってしまうので、いつも以上に疲れます。
11月29日
大原の疲れをとるため数日休んだ後、11月29日に叡山電車に乗って八瀬へ。
この日は、叡山電車の沿線にある紅葉の名所が、どこも見ごろを迎えていました。
最初に向かったのは八瀬の瑠璃光院。瑠璃の庭のカラフルな紅葉が目に焼き付いて離れません。
実相院は、ツアー客の方々で満員でした。ここも紅葉は見ごろ。
近くの岩倉具視幽棲旧宅では、人がおらず、鮮やかなモミジを独占。
最後に訪れた赤山禅院では、桜とモミジを同時に観賞できました。
11月30日
11月30日は宇治市へ。
訪れたのは、橋寺、興聖寺(こうしょうじ)、宇治神社、宇治上神社です。
全体的に色付き始めの状況で、あと1週間ほどしてから訪れるべきでした。
12月1日
12月1日は、蹴上の日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)と光雲寺に紅葉を観に行きました。
日向大神宮は、人が少なく真っ赤に染まったモミジをのんびりと観賞できました。
光雲寺は、境内にそれほどカエデが多くなかったのですが、特別公開ということなので訪れました。
12月5日
例年なら、もう紅葉狩りには出かけない時期なのですが、12月5日に京都御苑、梨木神社(なしのきじんじゃ)、下鴨神社に訪れました。
京都御苑は、見ごろ前、見ごろ、見ごろ過ぎの紅葉を一度に見ることができました。散って地面に敷かれたモミジもきれいでしたね。
下鴨神社の糺(ただす)の森は、色付き始めたばかりでした。
12月6日
12月6日は長岡京市の長岡天満宮と光明寺へ。
長岡天満宮の紅葉は見ごろを迎えていました。
光明寺のもみじ参道もこの日が見ごろといった感じでしたね。
12月15日
2011年の最後の紅葉狩りは左京区の下鴨神社でした。
驚くことにこの時期になっても糺の森は見ごろを迎えていませんでした。
おまけ
2011年に適時にアップできなかった紅葉の写真をまとめた記事です。
なんだかんだ言って、2011年は長い期間、紅葉を楽しむことができたので、結果的に満足できました。
来年は、今年訪れることができなかった紅葉の名所を訪ねます。