11月9日に嵯峨野の紅葉の名所である二尊院を訪れました。
時期的に早く感じましたが、二尊院は、比較的早く紅葉を楽しめる名所なので、観光客の方で混雑する前に紅葉狩りを楽しんでおこうと思い、この時期の参拝となりました。
それと、早い時期に二尊院の紅葉を見ておけば、周辺の紅葉の見ごろ時期を予測しやすいですからね。
緑色の葉が多い状況
二尊院は、JR嵯峨嵐山駅から北西に20分ほど歩いた場所に建っています。
寺名は、本堂に釈迦如来と阿弥陀如来の2体を本尊として祀っていることが由来です。
拝観受付は、総門をくぐってすぐの場所にあります。
拝観料を納める前に門越しに中の様子を見ることができるので、紅葉が見ごろかどうかを確かめてから入ると良いでしょう。
門越しに見たカエデは、緑色が多い状況で、入ろうかどうか迷いましたが、ここまで来た以上は参拝しないと意味がないと思い、拝観料500円を納めて境内へ向かいました。
長い参道の左右に植えられているカエデは、やっぱり緑色の葉ばかり。
参道の真ん中よりも奥は、紅葉の馬場と呼ばれています。
その名の通り、美しい紅葉を見ることができる場所なのですが、紅く色付いていたのは、上の方の葉だけで、下の方は黄緑色の状態でした。
参道の突き当りの塀沿いのカエデは、紅葉の馬場よりも色付いていましたが、まだ紅い葉が少ないですね。
下の写真に写っているのは、境内への入口となっている勅使門付近の紅葉です。
こちらも紅いのは上の方の葉だけです。
ぐるっと境内を見回しましたが、どこも全体的に色付き始めといった感じです。
この日、小倉餡発祥の地の石碑が置かれている付近の木が、一番良い色付きでした。
木の下から見上げると、上の方の葉は、真っ赤でした。
まるで小さなカニが空を飛んでいるようです。
二尊院は、小倉山を背に建っています。
境内は、山の中腹まで続いており、一番上は墓地となっています。
この墓地には、渡月橋が架かっている大堰川(おいがわ)や鴨川のそばを流れる高瀬川を開削した角倉了以(すみのくらりょうい)の墓があります。
下の写真は、墓地の一番見晴らしの良い場所から撮影したものです。
写真の中央やや右に写っているのは比叡山です。曇っていたので、若干見にくいですが、爽快な景色でした。
帰る前に空が晴れてきたので、振り返って、もう一度、紅葉の馬場から小倉山を眺めてみました。
やっぱり、日が差している方が、葉の色付きが良いように見えますね。
11月9日の状況から予測すると、見ごろは11月15日以降になりそうです。
なお、二尊院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。