鷺森神社の縁結びの石

京都市左京区に鷺森神社(さぎのもりじんじゃ)という神社が建っています。

最寄駅は叡山電車の修学院駅で、東に10分ほど歩くと到着します。

この鷺森神社の境内には、八重垣という石が置かれていて、縁結びのご利益があると伝えられています。

静かな境内

鷺森神社は、西側に入口があります。

他にも北と南にも入り口があるのですが、西側の入り口が広くてわかりやすいです。

入り口

入り口

鷺森神社という社名は、神の使いとされる鷺が群れていたことが由来と伝えられています。

もともとは現在地よりも少し北の修学院離宮付近に建っていたそうです。

修学院離宮から鷺森神社辺りまでは、非常に静かな地域なので、鷺が群れていても不思議ではありません。

木々に囲まれた境内は、さらに静かです。

境内

境内

参拝者もほとんどいません。

人が多くて賑やかな神社も活気があって良いのですが、静かな神社の方が神様が宿っているような感じがして心が清められます。

境内を散策する前にまずは一段高い場所に建つ本殿にお参り。

本殿

本殿

八重垣

それでは、縁結びのご利益がある八重垣を見に行きましょう。

八重垣は、境内の東側に置かれています。近くには記念碑があるので、それが目印になります。

八重垣は、幅が50センチほどあります。かなり重そうな石ですね、

八重垣

八重垣

八重垣にお祈りする方法は、難しくありません。

ただ、石に触れてお祈りをすれば、悪縁を断ち、良縁を授けてくれるそうです。

ちなみに八重垣という名の由来は、当社の祭神の素盞嗚命(すさのおのみこと)が詠んだ以下の歌が由来だそうです。

八雲立つ 出雲八重垣 妻籠に 八重垣つくる その八重垣を

後水尾上皇も渡った御幸橋

八重垣以外にも何か興味を引くようなものがないか境内を散策したところ、南側に御幸橋(みゆきばし)と呼ばれる橋を発見しました。

御幸橋

御幸橋

この橋は、もともと修学院離宮の正面入り口に架かっていたもので、後水尾上皇(ごみずのおじょうこう)や霊元法皇も渡ったと伝えられています。

鷺森神社に架けられたのは、昭和42年(1967年)のことで、本殿改築の際に請願して賜ったそうです。

上皇や法皇が利用していた橋を渡るというのは、なかなか感慨深いものがありますね。

また、鷺森神社は、紅葉の名所としても知られています。

普段は人が少ない鷺森神社も晩秋になると紅葉狩りに訪れる方が多いようです。

紅葉の写真は、「Keikoのつれづれ」さんの鷺森神社の紅葉の記事に掲載されていますので、ご覧になってください。地面の散り紅葉もきれいです。

なお、鷺森神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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