京都市内に残るのどかな風景・大原

京都の観光地は、大きく2つにわけることができます。

ひとつは、神社やお寺など昔の建物が多くある観光地です。例えば、清水寺や知恩院などが建つ東山や金閣寺や大徳寺などが建つ京都市北区なんかが当てはまります。

もうひとつは、自然溢れるのどかな観光地です。右京区の高雄や左京区の貴船、鞍馬、大原などが該当します。

このブログでは、前者の観光名所を紹介することが多いのですが、今回の記事では、のどかな観光地の中から大原を紹介したいと思います。

原風景が広がる大原

大原へは、京都駅から京都バスに乗って行くことができます。

乗車時間は約1時間。

叡山電車に乗って八瀬比叡山口駅で下車し、そこから京都バスに乗って行くこともできます。

大原に到着して最初に思うのは、「なんてのどかな所なんだろう」ということです。

周囲には、バス停以外、近代的な建物がありません。

きっと、旅行や観光で大原に訪れる多くの方は、京都市内にまだこんなに自然が残っている地域が存在していることに驚くことでしょう。

菜の花畑と周囲の山々を眺めているだけでも騒がしい都会のことを忘れさせてくれます。

菜の花畑

菜の花畑

昔は、菜種油を搾るためのアブラナの花畑が大原の里一面に広がっていたそうです。

現在では、菜の花漬用として栽培されているだけとか。

大原がのどかに感じるのは、自然が残っているということが大きな理由なのですが、その自然の風景に調和するような建物が多いことも理由の一つではないでしょうか。

茅葺屋根の家なんかは、大原の自然に溶け込んでいますね。

茅葺の家

茅葺の家

上の写真の茅葺の家は、築後200年経過しているそうですが、あまり傷んでいません。

これだけきれいな状態を維持するのは大変なことではないでしょうか。

他にも大原には、のどかさを感じさせるものが至る所にあります。

下の写真の椿地蔵なんかもそのひとつですね。

椿地蔵

椿地蔵

椿地蔵は、旧久保家の守本尊として椿の木の下に祀られていたそうです。

豊作、家内安全、縁結びなど数々の願い事を叶えてくれたとか。

大原観光は紅葉の時期がおすすめ

大原は、紅葉の名所として有名なので、訪れるならその時期が良いでしょうね。

また、秋はのどかな風景を観るのにぴったりの季節だと思います。

下の写真は、晩秋に八瀬比叡山口駅付近から撮影したものです。

夕焼けに染まる山

夕焼けに染まる山

紅葉した山が、夕焼けでオレンジ色に染まっています。

毎年、秋になるとこういった風景を観たくなりませんか。

以上、大原ののどかな風景を紹介してきました。

大原には、他にも三千院や寂光院といった有名な建造物が多くあるので、そういったものに興味がある方にもおすすめの観光地ですね。

なお、京都駅と大原の往復は結構時間がかかるので、遠方から旅行でお越しになる方は、京都駅付近で宿泊するよりも、大原の宿に泊まった方が時間を有効に使うことができますよ。

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