9月19日に京都市左京区の平安神宮に参拝しました。
平安神宮では、毎年9月19日に神苑の無料公開が行われます。
この日は、南神苑に平安の苑が開設された日であり、それを記念して、参拝者に無料で神苑を散策してもらおうという平安神宮の粋な計らいであります。
昨年は、台風21号の被害で神苑の無料公開日が延期となりましたが、今年は晴天に恵まれ爽やかな青空の下で神苑を見て歩くことができました。
南神苑の秋の花
地下鉄東山駅から北に約7分歩くと、平安神宮の大鳥居が見えてきます。
大鳥居から、さらに北に進むと、境内の入り口となっている應天門が現れます。
應天門をくぐると、爽やかな秋空の下に緑色と朱色の社殿。
境内
広大な境内の砂も真っ白で、見事な景色であります。
境内の奥に建つ大極殿に上がり、本殿にお参りをしましょう。
本殿にお参りをした後は、境内の北西にある神苑入口へ。
神苑入口
平安神宮の神苑は、境内を取り巻くように南神苑、西神苑、中神苑、東神苑が配されています。
最初に見るのは南神苑です。
南神苑は春の八重紅枝垂れ桜が美しく、見ごろになると多くの観光客や旅行者の方が訪れますね。
そして、9月は、萩が多くの花を咲かせます。
足元の萩
ただ、この日は、萩の花があまり咲いておらず、少々寂しい状況でした。
東家の近くの池。
池と東家
秋の神苑無料公開は、比較的人が少な目なので、のんびりと景色を見て歩くことができます。
シオンにヒョウモンチョウがやってきていました。
シオンとヒョウモンチョウ
シオンの近くに以前はフジバカマも咲いていたのですが、今年は見当たりませんね。
南神苑は、曲水の宴を想定した平安朝様式の庭園で、平安時代の文学書に現れる草花や樹木を植栽した平安の苑が設けられています。
平安の苑でも、多くの萩を目にすることができますが、こちらも咲き具合がやや寂しい感じでした。
遊歩道の萩
西神苑に残る夏の風景
南神苑を見た後は、その北にある西神苑にやって来ました。
西神苑には、白虎池があり、6月にはハナショウブが見ごろを迎えます。
9月の西神苑は、池の周囲の木々の青葉を見て歩く感じですね。
西神苑
白虎池には、スイレンが少しだけ残っていました。
スイレン
以前は、西神苑に多くのスイレンがあったのですが、今年は数がとても少なくなっています。
白虎池のほとりに植えられているアカマツの幹がたくましく見えます。
アカマツと白虎池
サルスベリも、まだ咲いていました。
サルスベリ
赤色の花が小さくなり、見ごろを終えようとしていました。
スイレンやサルスベリの花がわずかに咲く西神苑には、夏の名残がありましたよ。
この後は、中神苑を拝観します。