4月上旬。
京都市左京区の岡崎疏水を訪れました。
岡崎疏水は、岡崎を流れる琵琶湖疏水の通称。
毎年4月になると、疏水沿いに植えられた多くの桜が一斉に開花し、1年で最も華やかな季節となります。
岡崎疏水の桜が散り始める
岡崎疏水には、地下鉄の東山駅から東大路通を北に約3分進み、仁王門通を東に曲がってさらに約3分歩くと到着します。
仁王門通の交差点で信号待ちをしている間、横断歩道の向こうに植わった桜を見て、まだ満開に近い状態を確認。

仁王門通
もう、半分くらい散ったのではないかと思っていたので、見ごろを保っていたことに感謝。
今年の京都の桜の開花は3月23日と早く、4月5日頃には散り始めているところもありました。
花見客で最も賑わったのは4月4日と5日だったと思われます。
その日を過ぎていたので、岡崎疏水沿いを歩く人は幾分減っているよう。
おかげで、疏水沿いの桜を撮影しても、人があまり写りません。

桜と岡崎疏水
歩道を東に歩きながら桜を観賞。
すでに半分以上散ったソメイヨシノとオオシマザクラの間を歩いていると、今年の春は短かったなとちょっぴり寂しい気分に。

ソメイヨシノ(左)と大島桜(右)
平安神宮の大鳥居とともに眺める桜は、岡崎疏水の春の定番。

大鳥居と桜
やや緑色の疏水がゆったりと流れ、大鳥居とともに落ち着きのある風景を作り出す。
どこかのお城の堀のようにも見える景色。
岡崎疏水の桜を眺めていると、時折、十石舟が走っていきます。

桜と十石舟
V字の波を立てながら走る十石舟がやって来ると、歩道を歩く人たちがスマホやカメラを構えるのも岡崎疏水の春の風物詩。
岡崎さくら回廊十石舟めぐりは、仁王門通をこのまま真っすぐ東に歩き、右に曲がり始めた辺りの南禅寺船溜が受付となっています。
2026年は3月20日から4月15日までで、乗船料は大人2,000円、小人1,000円、幼児500円。
疏水に散った桜を十石舟から眺めるのも風情がありそうですが、波で花びらが端に追いやられているかもしれませんね。
岡崎疏水に架かる朱色の橋からの眺め。

東山と岡崎疏水と桜
正面に深緑の東山、その下を流れる疏水、そして、左右にはソメイヨシノの並木。
散り際のソメイヨシノは、花の中心が赤くなることから、桜並木全体が薄っすらと妖しいピンク色に。
こうなると、散り果てるのは時間の問題。
橋を渡った右手に京都市京セラ美術館があるので、敷地に入って桜を観賞。
敷地内には、背が低い濃いピンク色の桜が満開になっていました。

京都市京セラ美術館の桜
品種はわかりません。
ソメイヨシノより濃い花を咲かせているので、大きく育てば、ひときわ目立つ存在になりそうですね。
岡崎公園で見ごろを迎えた八重紅枝垂れ桜
京都市京セラ美術館から神宮道を北に歩き、岡崎公園にやってきました。
公園の入り口に植わっている八重紅枝垂れ桜が、ちょうど見ごろ。

入り口の八重紅枝垂れ桜
一見すると、満開のようですが、よく見ると花が咲いていない枝が結構見られました。
今年の京都の八重紅枝垂れ桜は、不調のところが多く、岡崎公園も例外ではないようです。
半分近くの枝には、つぼみすらついていなかったので、これ以上、華やかになることはなさそう。
公園全体では、ソメイヨシノやオオシマザクラが目立ち、それらは見ごろの終盤に向かっていました。

岡崎公園
それでも、園内は芝生の緑とともにまだまだ春らしい景色。
公園の中央にも八重紅枝垂れ桜が植わっており、こちらも見ごろ。
周囲に集まってくる人は数人で、落ち着いて観賞できました。

中央の八重紅枝垂れ桜
入り口の八重紅枝垂れ桜より、花の色が濃く、これからもっと多くの花を咲かせそう。
でも、こちらも、花が咲きそうにない枝が目立っており、木全体が花に包まれた満開の姿になるのは期待できないのでは。
とは言え、遠目で見れば十分に華やかでしたから、見に行く価値はありますよ。
岡崎疏水の桜並木は、見ごろの終盤に入っており、4月10日には終わりを迎えそうです。
岡崎公園の八重紅枝垂れ桜は、4月12日までは楽しめると思います。
近くの平安神宮の神苑にも八重紅枝垂れ桜がたくさんありますから、その拝観のついでに岡崎公園を訪れてはいかがでしょうか。
この後は、岡崎神社に桜を見に行きます。