11月中旬に京都市左京区の真如堂に紅葉を見に行った後、北東に約12分歩き、法然院に参拝しました。
法然院は、哲学の道の東にひっそりと建つお寺です。
境内にはカエデが植えられており晩秋に紅葉を見ることができますが、他の場所よりも色づくのが遅めです。
11月中旬だと、まだ見ごろに入っていないとは思いましたが、近くまで来たので立ち寄ることにしました。
境内はまだ緑色
法然院には、市バス停「南田町」から東に約5分歩くと到着します。
入り口には、広めの石段があり、その周囲を木々が囲んでいます。
これから山の中に入っていきそうな感じであります。
石段を上り、左に曲がって長い参道を進んでいくと、茅葺屋根の山門が見えてきます。
この山門が旅行者や観光客に人気です。
茅葺屋根の落ち着いた雰囲気が心を和ませてくれます。
山門を背に記念撮影する人も多いですね。
山門をくぐって境内へ。
やっぱり、紅葉には早かったようで、境内全体が緑色です。
日当たりの良い木の上の方は薄っすらと色づいていますが、紅葉狩りにはまだまだ早かったですね。
山門の前の石段下には、砂で作られた2つの白沙段(はくしゃだん)があります。
山門とともに白沙段も人気がありますね。
表面の模様は季節ごとに変化し、この時期はモミジが描かれています。
講堂では、備前焼の展示も行われていたので中に入って見ておきましょう。
茶色のやや荒っぽい造形の皿やぐい呑みなどが展示されています。
料亭で使われていそうなものですね。
1万円以上するものもたくさん展示されていました。
やっぱり、備前焼は高価なんですね。
備前焼の拝観は無料ですよ。
いつまで展示されているのかわかりませんが、法然院を訪れた際は見ておきましょう。
ちなみに京都では備前焼でできた狛犬もちらほら見かけます。
水面に供えられたサザンカ。
法然院の境内では、赤色や白色のサザンカが咲いていましたよ。
コケは、しっとりとした黄緑色。
境内の奥に進むと本堂があるので、外からお参りをしましょう。
本堂の屋根の上に少しばかり色づいたモミジが見えます。
ナンテンとセンリョウの赤い実もなっていました。
寒くなるこれからの季節は、ナンテン、センリョウ、マンリョウの実もよく見るようになりますね。
境内の西側に行くと、木々が伐採され、見晴らしが良くなっていました。
空は雲に覆われていますが、なかなか良い眺めです。
上の写真の左側に写っている小高い丘は吉田山ですね。
紅葉はイマイチでしたが、良い景色を眺めることができました。
法然院では、11月18日から24日まで、秋期伽藍内特別公開が行われており、本堂、方丈、方丈庭園、大書院、茶室などを拝観できます。
入山料は800円ですが、境内に入るだけなら無料ですよ。
紅葉の見ごろは11月28日以降になりそうですね。
なお、法然院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。