京都市東山区の清水は、今も古都京都らしい町並みが残っています。
清水寺に代表される人気の観光名所も多く、一年中、国内外から多くの旅行者が訪れます。
古都の情緒を楽しみたいために京都に観光で訪れるのなら、清水は外すことができない観光地ですね。
そして、清水の風情を存分に味わいたいなら、清水に建つホテルに宿泊するのがおすすめです。
ザ・ホテル青龍 京都清水
清水に行くには、京都駅からだと市バスに約20分乗車し、「清水道」で下車するのが便利です。
清水道から東の坂道を上っていくと、京都らしい景観が残る清水に入ります。
その清水坂沿いには、明治2年(1869年)に開校した旧清水小学校の校舎を改修したザ・ホテル青龍 京都清水があります。
開業したのは、2020年3月です。
ザ・ホテル青龍 京都清水の北には、京都市に4つある五重塔のうちの八坂の塔が建ち、館内から眺めることができます。
テレビでよく見る京都の町並みが、ホテルから間近に見られるのは感動的ですね。
また、八坂の塔の近くには、くくり猿で有名な八坂庚申堂もあり、女性の旅行者や観光客の方に人気があります。
ザ・ホテル青龍 京都清水から清水坂を上っていくと、途中に三年坂があります。
三年坂は、産寧坂(さんねいざか)とも呼ばれており、かつては、ここから清水寺の奥にある泰産寺の子安塔(こやすのとう)へ安産祈願に行っていました。
今では、三年坂と清水坂にはたくさんのお店が建ち並んでいますが、景観は和の風情を感じられるようになっていますよ。
清水の観光名所
清水にある観光名所をいくつか紹介します。
清水寺
清水観光で忘れてはならないのは、清水寺ですね。
清水寺は、京都でも旅行や観光で訪れる人が非常に多いお寺で、京都観光の定番と言えます。
本堂の前にある清水の舞台からの眺めは絶景です。
また、奥の院から見る清水の舞台もじっくりと見ておきたいですね。
清水寺は、秋の紅葉の時期が特に人気がありますが、四季折々の景色を楽しむことができるので、その他の季節に参拝しても満足できるはずです。
拝観券のデザインが季節ごとに変わるので、春夏秋冬、すべての季節に清水寺に訪れるのも良いですね。
また、3月14日と15日、4月3日、9月14日と15日の午後2時からは、青龍会が催されます。
清水寺の境内と清水坂を青龍が練り歩く青龍会も、清水寺観光の見どころの一つです。
地主神社
清水寺を観光した時は、地主神社にも忘れずに参拝しましょう。
地主神社は、清水寺の本堂の裏にあり、清水寺を拝観しないと参拝することができません。
京都最古の縁結びの神社ですから、そのご利益も大いに期待できそうですね。
修学旅行生や若い女性の方に大変人気がありますよ。
地主神社に参拝した時は、境内の2ヶ所に置かれている恋占いの石で、恋占いもしてみましょう。
目隠しして、一方の石からもう一方の石までたどり着ければ恋愛成就のご利益を授かれると言われていますよ。
清閑寺
清水寺の参拝時は、子安の塔の近くから外に出て約10分歩き、清閑寺(せいかんじ)にも行ってみましょう。
清閑寺を知っている人はとても少なく、境内はいつも無人に近い状況です。
このお寺は、平家物語の高倉天皇と小督局(こごうのつぼね)の悲恋の舞台として知られています。
秋の紅葉がきれいなお寺ですが、初夏から梅雨にかけての新緑も美しいです。
平家物語の世界に浸りたい方は、もの悲しさを感じる晩秋に参拝するのがおすすめです。
また、境内には、西郷隆盛の史跡も残っているので幕末の歴史が好きな方にも興味深いお寺です。
境内の西側には、要石があり、そこから京都の街を望むことができます。
左右にある山の斜面が、まるで扇を開いたようで、奥の景色が扇状に見えます。
清閑寺に参拝した時には、要石の前から京都の景色も眺めたいですね。
大谷本廟
清水寺から茶わん坂を下っていき、東山五条の交差点に来ると大谷本廟があります。
大谷本廟は、参道の紅葉がきれいなので秋に参拝するのがおすすめです。
桜もきれいですから春に訪れるのも良いですね。
また、参道に架かるめがね橋も、しっかりと見ておきましょう。
横から見ると、眼鏡の形をしていますよ。
夏の大谷本廟もおすすめです。
7月には、仏殿の北側で、たくさんの古代のハスが咲きます。
夏は人が少ないので、じっくりとハスを楽しむことができますよ。
清水には清水寺などの観光名所がありますが、清水周辺にも、歩いて行ける範囲に六波羅蜜寺、建仁寺、高台寺などの有名な観光名所があります。
清水に宿泊すれば、清水とその周辺の多くの観光名所に行くことができます。
泊りでの清水観光の際は、京都駅よりも、清水やその周辺のホテルに宿泊する方が、きっと満足できますよ。