京都には、名水が湧き出る名所がたくさんあります。
京都市上京区の菅原院天満宮神社もそのひとつですね。
菅原院天満宮神社には、何度もお参りをしているのですが、いつもペットボトルを持参しておらず、名水を汲まずにいました。
一度は名水を汲んで飲んでみようと思っていたので、1月中旬に初詣を兼ねて、菅原院天満宮神社を訪れました。
本殿にお参り
菅原院天満宮神社は、地下鉄丸太町駅から北に5分ほど歩いた辺りに建っています。
鳥居の前に到着すると、何やら工事をしていました。
ちょっとざわついた感じですが、お参りには支障はありません。
神門の上には、午年らしい絵馬が掲げられています。
下の写真だと小さくて分かりにくいのですが、白色の神馬の背に猫が乗っていて、なかなかかわいらしいんですよね。
中央の真っ白な神馬の右に黄色く見えるのが猫です。
爪を立てて神馬に必死につまかっていますよ。
神門をくぐってすぐの場所に名水を汲める場所がありますが、まずは、本殿へお参りするのが先です。
寒中、手水場で両手と口の中を水で清めるのは、抵抗があったのですが、意を決して水を左手に流してみると、不思議なことに温かいではないですか。
冬だから水温を温かくしてくれているのか、それとも、年中、一定の水温に保たれているのかはわかりませんが、とにかく、寒い冬の参拝にはうれしいですね。
境内は、それほど広くありませんが、すっきりとしていてお参りしやすいです。
以前は、ごちゃごちゃしていたのですが、現在のようにすっきりとした境内の方が、心が落ち着きますね。
それでは、本殿にお参り。
祀られているのは、学問の神様の菅原道真なので、頭が良くなるようにお願いしておきました。
境内の西側には末社が並んでいます。
その中の梅丸大明神は、癌封じ、腫れ物や皮膚病にご利益があります。
菅原道真が祀られている神社に必ずいる牛。
道真投資の関係については、道真が丑年だったからとか、大宰府に左遷された時に牛が助けてくれたからとか、様々な説があります。
菅原道真公産湯の井戸水
境内の北側にある井戸が、名水の菅原道真が初湯で使った井戸水です。
この井戸は、枯れ井戸となっていましたが、先ごろ、復活しました。
井戸水は、金色の蛇口から汲むことができます。
自身や家族の健康のため、勉学に励まれる人がご利益を授かることができるようにということで、神社で水汲み場を設けてくれました。
ご厚意に感謝して、井戸水を汲ませていただきましょう。
賽銭を入れて、500mlのペットボトルいっぱいに水をいれました。
水をじーっと見ましたが、何かが浮いているということは全くない透明できれいな水です。
なお、水はペットボトル大2本分までしか汲んではいけません。
4リットルも汲めば十分でしょう。
多くの人が飲めるようにマナーを守って水を汲みましょう。
自宅に持ち帰った産湯の井戸水を沸かして、コーヒーを淹れることに。
煮沸しなくても、問題なく飲めるのでしょうが、念のために水は沸かしておいた方が良いでしょう。
まずは、温めた水をそのまま飲んでみることに。
これは、とてもまろやかな水です。
硬さがなく柔らかいですね。刺激が少ないので、口当たりがやさしいです。
嫌な臭いもしません。
この水で淹れたコーヒーも、後味がすっきりとしていました。
使う水で、コーヒーの味が全然違うものなんですね。
豆にこだわる人は多くても、水にこだわる人は少ないのではないでしょうか。
とても、美味しい水だったので、また参拝した時には、汲ませていただきましょう。
なお、菅原院天満宮神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。