淀城跡公園で咲き続けるハス・2025年

8月中旬に京都市伏見区の与杼神社に参拝した後、隣接する淀城跡公園を歩きました。

その名からもわかるように淀城の跡地に造られた公園で、今も、石垣や堀があり、かつての面影を残しています。

堀で咲く淀姫

淀城跡公園は、京阪電車の淀駅から西に約1分歩くと到着します。

与杼神社から出てすぐの場所で、白色のムクゲが咲いていました。

ムクゲ

ムクゲ

花数は多めで、ちょうど見ごろを迎えているようです。

淀城跡公園に来る前に雨が降ったことから、ムクゲの花びらに水滴が付いていました。

ムクゲのアップ

ムクゲのアップ

最近、京都では午後に急に雨が降ることが多く傘を手放せないですね。

青々とした芝生を歩き公園の西側にやって来ました。

淀城跡公園は、西側から南側にかけてL字型に堀が設けられています。

西側の堀

西側の堀

堀では、ハスの花が咲いていました。

8月も中旬になると、ほとんどのハスが葉だけとなるのですが、淀城跡公園ではまだ元気に咲いていますね。

時刻も午後4時頃だったのですが、意外と開いている花も目立ちました。

淀城跡公園の堀で見られるハスは、淀姫という品種で花は約30cmと大きいです。

淀姫

淀姫

花の色は薄い桃色。

夕方だったこともあり、花はお疲れのようで、横に傾いているものが見られますね。

淀姫の花

淀姫の花

開いた花も、中心の花びらは閉じようとしていました。

開いた花と閉じた花

開いた花と閉じた花

やはり、ハスは午前中に見に来ないときれいに開いた花を見られませんね。

淀姫は、淀城の堀で確認された新種のハスで、明治18年(1885年)に植えられたものが淀姫の起源と言われています。

花期は長く、6月下旬につぼみをつけ始めると、7月下旬に最盛期となり、9月初旬まで咲き続けます。

京都市内だと、東本願寺の堀にも淀姫が植えられていますね。

公園の東側から石垣を上ります。

石垣の上にはさらに石垣があり、こちらには上れません。

石垣

石垣

石垣から南側の堀を見下ろすと、大半がハスの葉で覆われ水面が見えなくなっていました。

南側の堀

南側の堀

でも、花はほとんど咲いておらず、確認できたのは白色の花1つだけでした。

白色のハス

白色のハス

南側の堀に植わっているハスは淀姫ではなさそうです。

すでにハスの見ごろは終わりを迎えていましたが、葉はまだつやつやとしていましたよ。

西側の石垣の近くには、淀町出身戦没者慰霊碑が置かれています。

慰霊碑

慰霊碑

慰霊碑の前には、花が供えられていました。

お盆の間に供えられたのでしょう。

京都市内では、神社や公園などで戦没者の慰霊碑を見かけることがあります。

このような慰霊碑が人の目につく場所に置かれることで、戦争の記憶を風化させない効果がありそうですね。

淀城跡公園の淀姫は、夕方だったこともあり、きれいに咲いているものは少なめでした。

でも、まだまだたくさんの花が咲いていたので、この様子だと8月いっぱいは見ごろを保っていそうです。

なお、淀城跡公園の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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