秋の西本願寺の風景・2022年

10月上旬に京都市下京区の東本願寺に参拝した後、西に約10分歩き、西本願寺を訪れました。

西本願寺も東本願寺と同じく浄土真宗のお寺で、広大な敷地を有しています。

伽藍配置も似ているので、どちらが東本願寺で、どちらが西本願寺なのか、境内を一目見ただけでは区別がつきにくいです。

東と西で、どこが違うのかを見つけながら、両寺院を参拝するのも楽しいですね。

秋空の下の境内

西本願寺には、京都駅から北西に約15分歩くと到着します。

堀川通に面する御影堂門(ごえいどうもん)。

御影堂門

御影堂門

東本願寺の御影堂門は、とても大きかったですが、西本願寺はそれに比べると小さめです。

でも、他のお寺と比較すると大きいですね。

御影堂門をくぐると、正面に壁のようなものが建っています。

その壁のようなものの向こうに御影堂があります。

御影堂

御影堂

御影堂は、親鸞聖人の御影を祀るお堂です。

東本願寺の御影堂と同じく、とても大きな建物です。

それでは、御影堂にお参りをしましょう。

西本願寺では、10月17日から11月23日まで、本願寺献菊展が開催されています。

菊

私が西本願寺に参拝した日は、まだ開催前だったので準備中でした。

御影堂の北隣に建つ建物は阿弥陀堂です。

阿弥陀堂

阿弥陀堂

中には、本尊の阿弥陀さまが祀られています。

阿弥陀堂は、横幅が45メートル、奥行きが42メートルもあります。

先ほど見た御影堂は横幅が62メートルあり、阿弥陀堂より大きいのですが、両堂を見比べると、どちらも巨大で、見た目にはその差がわからないですね。

ちなみに東本願寺は、北に御影堂、南に阿弥陀堂が配置されており、西本願寺と逆になっていますよ。

境内北側の景色。

境内

境内

秋空が広がり、すがすがしさを感じます。

阿弥陀堂の正面に建つ阿弥陀堂門。

阿弥陀堂門

阿弥陀堂門

来る時にくぐった御影堂門は瓦葺でしたが、阿弥陀堂門は檜皮葺です。

屋根が檜皮葺になっている方が、見た目に落ち着きがありますね。

こちらは逆さイチョウです。

逆さイチョウ

逆さイチョウ

イチョウを逆さに植えたら、枝が横に張り出すようになったといわれています。

夏の深緑色から、少し黄緑色に変わっています。

11月中旬には、金色になった姿を見られることでしょう。

堀川通に出ます。

そして、少し北に歩くと、太鼓楼が建っています。

太鼓楼

太鼓楼

西本願寺は、幕末には新撰組の屯所が置かれ、北集会所(きたしゅうえしょ)と太鼓楼を使用していました。

現在、西本願寺に残っている新撰組の遺構は、この太鼓楼だけとなっています。

今度は、境内の南側にやって来ました。

南側には、国宝三唐門の一つに数えられる唐門が建っています。

唐門と秋空

唐門と秋空

秋晴れの日に見る唐門は、より装飾が輝いて見えます。

西本願寺の唐門は、何度も見ているのですが、見るたびにこんな装飾があったかなと新たな発見をします。

唐門の装飾

唐門の装飾

西本願寺に参拝した際は、この唐門を絶対に見ておきたいですね。

そろそろ西本願寺から去ることに。

まだ、本格的な秋の行楽シーズン前だったので、参拝者は少なめでした。

この後は、六孫王神社に参拝します。

なお、西本願寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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