お盆に大谷祖廟で行われた東大谷万灯会・2022年

毎年8月14日から16日の3日間、京都市東山区の大谷祖廟で、東大谷万灯会が催されます。

東大谷万灯会は、夏の暑い時期でも涼しくお墓参りできるように夜間に提灯で足元を照らしたことに始まるとされます。

大谷祖廟の境内と大谷墓地には、3日間に約1万個の万灯が奉納され、夕暮れ時に灯されます。

ということで、8月16日の夕方に大谷祖廟に参拝してきました。

たくさんの提灯が吊るされた境内

大谷祖廟には、京阪電車の祇園四条駅から東に約13分歩くと到着します。

市バスだと、「祇園」で下車して東に徒歩約6分です。

八坂神社の南側にある大谷祖廟の参道にやって来ました。

時刻は午後6時を過ぎたころ。

まだ空は明るかったですが、参道ではすでに提灯が光っていました。

参道

参道

提灯に照らされた参道を東に進み総門の前まで来ました。

総門付近の提灯

総門付近の提灯

総門には万灯会の案内が出ていますね。

総門をくぐって境内に入ると、子どもたちがお絵描きをした提灯も吊るされていました。

本堂

本堂

境内には、多くの参拝者がおり賑わっています。

それでは、本堂にお参りをしましょう。

茶所の中では、子ども紙芝居も行われており、すでにたくさんの人で部屋が埋め尽くされていました。

参拝者が供えた花を使った花文字は、「お盆」です。

お盆

お盆

竹の灯りも設置されていますね。

竹の灯り

竹の灯り

石段を上った先には、浄土真宗の開祖の親鸞聖人の御廟があります。

御廟

御廟

御廟にもお参りをしましょう。

大谷墓地を照らす無数の万灯

時刻は、午後6時30分となり、空が暗くなり始めました。

そろそろ境内の南にある大谷墓地に行きましょう。

大谷墓地は、東山の斜面に沿うようにあり、一番上まで行くと京都の街を一望できます。

墓地には、多くの万灯が吊るされていますが、まだロウソクに灯を点けている最中でした。

大谷墓地の一番上まで来たところで、日が暮れるのを待ちます。

午後6時45分ころ。

周りが暗くなり、万灯の光がよく見えるようになってきました。

墓地からの眺め

墓地からの眺め

遠くに見える京都タワーも光っています。

京都タワー

京都タワー

空はさらに暗くなり、万灯の灯りがより明るく見えてきました。

万灯会

万灯会

日が暮れ、涼しくなってきましたが、それでもまだ暑さが残っています。

空は次第に雲に覆われ、西の方では、時折稲光が見えます。

一雨来そうな予感。

とはいえ、まだ大谷祖廟の上空は曇っていないので、もうしばらくは大丈夫そうです。

午後7時が近づくと、さらに大谷墓地が暗くなりました。

提灯が光る墓地

提灯が光る墓地

そして、万灯もよりきれいに見えます。

夕方から完全に夜となったところで、大谷墓地から出ます。

参道の提灯

参道の提灯

足元が暗いので、帰りは転ばないように注意して歩かなければなりません。

墓地の入り口付近まで戻ると、明るい提灯が吊るされており、昼のように足元まではっきりと見えましたよ。

東大谷万灯会を見ると、そろそろ夏が終わりに近づいているのを感じます。

この後は、粟田神社に五山送り火を見に行きます。

なお、大谷祖廟の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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