京都市内には高層の建物がないことから、ちょっと高いところに行けば街並みを一望できます。
特に京都は周囲を山に囲まれた盆地なので、どの角度からでも京都市街を見下ろせます。
有名な観光名所でも、京都市街を一望できますから、京都に旅行や観光で訪れた際は眼下に広がる街並みも見ておきたいですね。
そこで、今回の記事では、京都市街を一望できる観光名所を紹介します。
清水寺
京都で最も有名な観光名所は、東山区の清水寺です。
清水寺は、清水坂を上っていった先にあるので、境内から京都市街を眺めることができます。
京都市街を最も見やすいのは、西門の近くです。
清水寺は京都市内の東にあるので、西門付近からは、西の方角を眺められます。
京都タワーも見えますよ。
西門越しに街並みも見ておきましょう。
夜間拝観の時には、京都の夜景も見られます。
拝観する日によっては、京都タワーが紫色などの珍しい色にライトアップされた姿を見ることもできますよ。
清水の舞台からも、京都の街並みを遠くに望むことができます。
眼下の木々と一緒に眺める京都市街も見事ですね。
将軍塚青龍殿
山科区の将軍塚は、昔から有名な夜景スポットです。
地下鉄蹴上駅から歩いて将軍塚に登ることもできますが、自動車を使った方が良いでしょう。
土休日には、京阪三条駅や蹴上駅などから将軍塚青龍殿行きのバスも運行されています。
将軍塚には、2014年に青龍殿という建物が建てられました。
青龍殿には、大舞台もあり、北から西にかけて広がる京都の街並みを一望できます。
京都御苑の緑色の広大な敷地も眼下に見えますし、京都の周囲にそびえる山々も見渡せますよ。
青龍殿を拝観しなくても、将軍塚から京都市街を眺めることができますが、やはり青龍殿の大舞台から開放的な眺めを楽しみたいですね。
善峯寺
京都市西京区の西山にある善峯寺(よしみねでら)からは、東に向かって京都の街並みを眺めることができます。
山頂にあるけいしょう殿に腰かけながら見る景色は、自然もいっぱいで清々しさを感じられます。
けいしょう殿よりも高い場所に建つ薬師堂からの眺めも見事で、晴れている日は、遠く東山や宇治方面も見渡せますよ。
善峯寺は、春の桜、梅雨のアジサイ、秋の紅葉がきれいですから、これらの時期に訪れるのがおすすめです。
三鈷寺
善峯寺に参拝した時は、近くの三鈷寺(さんこじ)も訪れましょう。
三鈷寺では、乙訓景観十景の一つに数えられる関西随一の眺望を楽しめます。
善峯寺の拝観時にあじさい苑近くの北門から外に出ると、すぐに三鈷寺に行けます。
善峯寺には、再び北門から戻ることもできますよ。
法輪寺
西京区の嵐山にある法輪寺からも、京都を一望できます。
展望台からは、京都市の北から南にかけての景色を楽しめます。
嵐山花灯路が行われていた頃には、展望台から京都の夜景も見ることができました。
法輪寺から見る夜景もきれいですから、夜間に参拝できる機会があれば訪れたいですね。
伏見稲荷大社
海外からの旅行者に人気がある伏見区の伏見稲荷大社も、京都市街を一望できるスポットの一つです。
お山めぐりで、稲荷山の三ツ辻まで行けば、伏見区や南区、そして遠くに西京区や西山を望むことができます。
お山めぐりは、1周するのに約2時間かかりますが、三ツ辻で引き返せば1時間程度です。
京都市街を一望できる観光名所の中でも伏見区の街並みを見下ろせる場所は少ないので、伏見稲荷大社に参拝した時は三ツ辻まで行きたいですね。
石清水八幡宮
八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)は、男山の山頂にあります。
男山は、京都市から見て南東にあるので、石清水八幡宮の展望台からは、京都市全体を北に見ることができます。
また、西には天王山や西山、東から南にかけては宇治市や木津川市まで見渡せます。
春には、木津川の背割堤の桜も見下ろせます。
桂川、宇治川、木津川の三川が合流し淀川になるダイナミックな川の流れも見ることができますよ。
天王山
大山崎町の天王山からも京都市街を一望できます。
天王山の山崎合戦展望台からは、高速道路を見下ろせます。
このような景色は、京都では珍しいですね。
また、石清水八幡宮と同じく、天王山からも三川合流地点を見下ろすことができます。
山頂まで、いろんな景色を楽しめますよ。
天王山は、JR山崎駅、または、阪急電車の大山崎駅が最寄り駅です。
以上、京都市街を一望できる観光名所をいくつか紹介しました。
京都の街を歩くのも楽しいですが、高いところから見下ろす京都市街も見事ですから、山の上にある観光名所を訪れた時は、眼下に広がる京都の景色をじっくり味わってください。