三鈷寺を紹介しています。
由緒、見どころ、所在地、最寄駅などの情報を掲載。

三鈷寺

三鈷寺

由緒

三鈷寺(さんこじ)は、長久3年(1042年)に源算が草庵を建て、往生院と号したのが始まり。承保元年(1074年)が往生院の起こりとも伝わる。山号は西山もしくは華台山(けたいさん)。西山宗(せいざんしゅう)の総本山。

二祖観性法橋(かんしょうほうきょう)を経て三祖慈鎮(慈円)から、法然の高弟の証空に譲られる。

証空は、念仏道場として再興し、浄土宗西山派を創始するとともに背後の山並が仏器の三鈷の形に似ていることから三鈷寺と改めた。

宝治元年(1247年)に証空が入滅すると、彼に帰依していた蓮生(れんしょう/宇都宮頼綱)が、その墓所として華台廟を建立する。

その後、念仏道場として多くの寺領荘園を持ち栄えたが、応仁の乱(1467年)で荒廃。江戸時代に復興の努力はなされたが、旧観には戻らなかった。

三鈷寺は天台、真言、律、浄土の四宗兼学で、近年まで天台宗に所属していたが、五十二代台龍上人が、現在の寺観を整え、昭和26年(1951年)に西山宗として独立した。

三鈷寺の所在地

〒610-1134
京都市西京区大原野石作町1323(地図

三鈷寺への行き方

阪急バス「善峯寺」から徒歩約15分。

※本堂と客殿は入館料500円が必要。


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