善峯寺を紹介しています。
由緒、見どころ、所在地、最寄駅などの情報を掲載。
善峯寺
由緒
善峯寺(よしみねでら)は、長元2年(1029年)に源算が創建したのが始まり。山号は西山(にしやま)。天台宗の単立寺院。西国三十三所観音霊場第二十番札所。
長久3年(1042年)に鷲尾寺の仁弘が、十一面観世音菩薩像を当寺に遷し、本尊とした。
歴朝の崇敬が厚く、白河天皇が諸堂を建立。
鎌倉時代には、愚管抄の著者である慈円が住職を勤めた。
その後、青蓮院(しょうれんいん)の宮が代々住職を勤めたことから西山宮門跡(にしやまのみやもんぜき)と呼ばれるようになる。
室町時代には、後花園天皇が伽藍を改築し僧坊が52にも及んだが、応仁の乱(1467年)で焼失。
元禄年間(1688〜1704年)に徳川綱吉の母の桂昌院が、寺領を寄進して復興した。
なお、善峯寺は、光明寺、楊谷寺とともに西山三山に数えられている。
ご利益
病気平癒、長寿、健康、出世祈願、神経痛、腰痛
山門
元禄5年に桂昌院によって再建された山門。運慶作の文殊菩薩と金剛力士像が祀られていた。これらは源頼朝の寄進と伝えられており、寺宝館文殊堂に奉安されている。
観音堂
本堂の観音堂。本尊の十一面千手観世音菩薩が祀られている。元禄5年の再建。
寺宝館文殊堂
善峯寺の宝物が安置されている寺宝館文殊堂。
厄除けの鐘
桂昌院が徳川綱吉の厄除けのために寄進した厄除けの鐘。
護摩堂
不動明王五大尊を祀る護摩堂。元禄5年に建立された。
遊龍の松
天然記念物の遊龍の松。全長54メートルあったが、平成6年(1994年)に松くい虫の被害に遭い15メートル切った。
多宝塔
元和7年(1621年)に再建された多宝塔。
経堂
桂昌院が鉄眼の一切経を納めた経堂。宝永2年(1705年)に建立された。
開山堂
117歳の源算の姿を祀る開山堂。長寿のご利益を授かることができる。元禄5年に建立された。
幸福地蔵
桂昌院が幸せを願った幸福地蔵(しあわせじぞう)。自分以外の人の幸せを祈る。
桂昌院廟
桂昌院の遺髪を納めている。
釈迦堂
明治18年(1885年)に建立された釈迦堂。源算作の石仏釈迦如来を祀る。
けいしょう殿
桂昌院を祀るけいしょう殿。
奥の院薬師堂
元禄14年に建立された薬師堂。桂昌院の両親が祈願した開運出世の薬師像を祀る。
青蓮院の宮御廟
青蓮院の宮の廟所。
青蓮の滝
石仏不動明王を祀る青蓮の滝。
阿弥陀堂
寛文13年(1673年)に建立された阿弥陀堂。宝冠阿弥陀如来を祀る。
善峯寺の所在地
〒610-1133
京都市西京区大原野小塩町1372(地図)
善峯寺への行き方
阪急バス「善峯寺」から徒歩約8分
※入山料500円が必要。
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